12月14 吉田徹『くじ引き民主主義』(光文社新書) 7点 カテゴリ:政治・経済7点 自民党が勝ち続け変化が起きない選挙、あるいはトランプのような人物が大統領になってしまう選挙、いずれにせよ選挙に対する不満が高まっている現状ですが、この選挙とそれによって実現される代表制民主主義への疑念から、くじ引きによる民主主義に注目が集まっています。 くじ引きで決めるなんていうと、人によってはヤケクソのように聞こえるかもしれませんが、古代ギリシアのポリスでも用いられていた由緒正しい手法であり、近年エスカレートしているとされる党派の分断を緩和するはたらきもあるとされています。 そんなくじ引き民主主義について、その意義と歴史、ヨーロッパを中心とした実践などについて教えてくれるのが本書です。 本書を読むと、くじ引き+熟議のセットが現在の代表制民主主義の抱える問題のいくつかを乗り越えるものとして期待されているこ
2月7 清水真人『憲法政治』(ちくま新書) 7点 カテゴリ:政治・経済7点 史上最長の政権となり、以前から憲法改正に意欲的だった安倍晋三でしたが、彼の手を持ってしても憲法改正は実現しませんでした。衆議院は自民と公明で2/3以上の議席を確保し、参議院でも自民・公明に改憲に前向きな維新を加えて2/3を上回ったことがあったにもかかわらずです。 なぜ、憲法改正ができなかったのか? 本書はこの疑問に答える本と言えるでしょう。度重なる選挙と突然の天皇の退位など、憲法改正がさまざまなスケジュールに翻弄されたことがわかりますし、憲法改正の発議は国会の専権事項であるとの考えがスピード感を持った審議を難しくしていることもわかります。 この他にも本書は、コロナ禍における憲法改正の議論、今後の憲法改正の課題などについても述べていますが、著者が日経新聞の政治記者で『平成デモクラシー史』(ちくま新書)を書いた人物だと
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欧州シンクロトロン放射光研究所(ESRF)の科学者ポール・タフォロー氏が参加する国際プロジェクト「ヒト臓器アトラス」は、階層的位相コントラスト断層撮影法(HiP-CT)を使って新型コロナウイルスによる死者の脳などの臓器をスキャンした。HiP-CTスキャンは、臓器の全体像からズームインして、関心のある領域の細胞まで見せてくれる。(PHOTOGRAPH BY LUCA LOCATELLI) 階層的位相コントラスト断層撮影法(HiP-CT)という強力なX線スキャン技術によって、人体の最も微細な毛細血管や、個別の細胞のレベルまで拡大した画像が撮影できるようになった。この新技術は、30人以上の科学者による国際チームが生み出した。 HiP-CTはすでに、新型コロナウイルスが血管や肺にどのような損傷を与えるかについて、新たな見方を提供している。研究者たちは、この撮影法に大きな可能性を見出しており、病気や
塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルスの軽症者向け飲み薬について、政府は最終段階の治験完了前の実用化を可能とする「条件付き早期承認制度」の適用の検討に入った。現在、最終段階の治験が約2000人の患者参加を目標に進められているが、政府は数百人規模の中間解析で顕著な有効性が確認されることなどを条件に適用することを想定。治療薬は買い上げる方向で調整しており、条件が整えば今春中にも実用化される可能性がある。 感染早期の服用で重症化を防ぐ飲み薬は新型コロナ対策の切り札とされ、国内では実用化済みの米メルクの「モルヌピラビル」に加え、米ファイザー製も近く承認される見通しだ。ただ、海外製で供給に制約があり、投与対象者も限られることから、国産治療薬の早期実用化を求める声が出ている。
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