大手自動車メーカーのホンダは、「ホンダジェット」の去年1年間の出荷数が前の年から倍増して43機となり、小型のビジネスジェット機の分野で世界でトップになったと発表しました。 ホンダによりますと、去年1年間の出荷数は、前の年のおよそ2倍の43機となり、重さが5.6トン以下の小型ジェット機の分野で、初めて世界でトップになったということです。 ホンダジェットは、翼の上にエンジンを取り付けているのが特徴で、室内のスペースが広く、最高速度も速いことなどが評価され、アメリカやヨーロッパを中心に販売を伸ばしています。 今月には、フランスの企業から過去最大となる16機を受注していて、ジェット旅客機、MRJの開発の遅れなどで業績が悪化している三菱重工業と明暗が分かれる形となっています。 小型のビジネスジェット機は、企業の経営者や富裕層の間で、需要が高まっていて、ホンダは、今後、市場の拡大が見込める中国や東南ア