残業、満員電車、上司の叱責、仕事のミス……。些細なストレスが積み重なることでうつ病やパニック障害などに陥る人は年々増加し、その症状は若年化も進んでいるといわれます。 こうした心の病を防ぐ、話題のストレス対処法のひとつ「コーピング」。認知行動療法を応用し、だれでもどこでも出来るストレス対策として注目されています。 いますぐにできるストレス対策「コーピング」の仕組みと、その効果について臨床心理士の伊藤絵美先生にお話を伺いました。 伊藤絵美(いとう えみ) 臨床心理士。精神保健福祉士。洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長。主な著書に『認知療法・認知行動療法カウンセリング初級ワークショップ』、『ジュディス・S・ベック著:認知療法実践ガイド・基礎から応用まで』など。伊藤絵美 (@emiemi14) | Twitter そもそも「ストレス」とはどういう仕組みなのか? 伊藤先生は、ストレスを漠然