元厚生事務次官宅連続襲撃事件で、銃刀法違反容疑で逮捕されたさいたま市北区の無職、小泉毅(たけし)容疑者(46)が「元次官とその家族10人前後を殺害する計画だった」と供述していることを、警視庁と埼玉県警の共同捜査本部関係者が明らかにした。警備が厳しくなり断念したという。捜査本部は、襲撃の対象を元厚生官僚のトップばかりに絞った動機についてさらに詳しく調べる。 捜査本部は24日午後、小泉容疑者を銃刀法違反容疑で東京地検に送検した。さいたま市南区の山口剛彦さん(66)夫妻殺害事件と東京都中野区の吉原健二さん(76)の妻靖子さん(72)殺人未遂事件の現場の足跡と小泉容疑者の所持していた運動靴がほぼ一致し、供述内容が具体的なことから、捜査本部は殺人容疑などで再逮捕する方針を固めている。 捜査本部関係者によると、小泉容疑者は「当初別の元次官を狙ったが、先に襲撃した2人にした」「元次官と家族10人前後を殺