格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン機が10日、関西空港に緊急着陸していたことがわかった。車輪がパンクしている恐れがあるとして、強い衝撃に備える「安全姿勢」を乗客に指示していた。同機は無事着陸し、乗客乗員131人にけがはなかった。 同社と国土交通省によると、ジェットスター556便(エアバスA320型)は10日午後9時過ぎに福岡空港を離陸。数分後、高度約1千メートルで上昇中にコックピット下の前脚付近の異音をパイロットが確認した。計器上は異常はなかったが、パンクで着陸時に衝撃が出る可能性があることから、乗客に前にかがんで頭を下げる「安全姿勢」を指示した。 午後10時55分ごろに着陸した後、機体を点検したところ、コックピット付近に鳥が衝突した跡があった。