NECとモトローラは8月20日、KDDIのLTE基地局ベンダーに選定されたと発表した。両社はLTE無線基地局装置の開発と製造を担当する。 LTEは下り100Mbps、上り50Mbps以上の高速通信を可能にする次世代モバイル通信規格の1つ。KDDIはLTEの商用サービスを2012年12月にも開始する予定で、コアネットワーク機器ベンダーについては日立製作所を選定している。 KDDIでは周波数帯を有効利用するため、800MHz帯に加えて1.5GHz帯にもLTEシステムを導入する計画。エリアカバー率については2014年度末で96.5%まで拡大する予定としている。なお、LTEの導入に向けた実証実験は2010年中頃から開始するという。 関連記事 LTE、商用化へ前進――総務省、4キャリアに3.9Gの周波数帯割り当て 総務省は、ドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイル、沖縄セルラーが申請し