認知症の母と故郷に戻った息子の姿を描く[映画.com ニュース] 名匠・森崎東監督の約8年ぶりとなる新作「ペコロスの母に会いに行く」が2月27日、都内のライブハウスでの撮影をもってクランクアップを迎えた。森崎監督入魂の「バンザーイ!」のかけ声のもと、主演の岩松了、共演の竹中直人、温水洋一ほか多数のエキストラ陣は撮了を祝福。森崎監督から花束が贈呈された岩松は、感無量の面持ちだった。 原作は、岡野雄一氏の介護日誌コミック「ペコロスの母に会いに行く」「ペコロスの玉手箱」。離婚し子連れで長崎に戻ったゆういち(岩松)と、85歳になる認知症の母・みつえ(赤木春恵)の心温まる日常を描き出す。森崎監督は、「ニワトリはハダシだ」以来のメガホンとなった。 この日は、岩松扮するゆういちがライブで「寺町坊譚(ぼんたん)」(岡野氏作)を演奏しながら陽気に歌うシーンを撮影。岩松は、「ちんちんなーんかことー、ちんちんみ