An empirical study of working speed differences between software engineers for various kinds of task プログラマーの作業速度には差がある。作業速度が早いことだけをもって優秀なプログラマーとは限らない。そのソフトウェアの保守性が悪いかもしれないからだ。しかし、やはり作業速度の早いプログラマーは優秀と見られがちだ。特に、転職界隈では、優秀なプログラマーは、その作業速度の速さを形容して、「ニンジャ」とか「10倍プログラマー」などというタイトルで喧伝されている。さて実際には、プログラマーの作業速度は、全体としてどの程度違うのか。 プログラマーの作業速度が早いものと遅いものの比は、従来、28:1であると言われてきた。この数字には根拠となる研究がある。1967年にGrantとSackmanが公開した論文