28日のJ1リーグ、清水―磐田戦の試合前、磐田サポーターが清水のゴトビ監督を中傷する横断幕を掲げ、清水サポーターが制止しようとしてもみ合いとなる騒ぎがあった。 Jリーグはマッチコミッショナーからの報告書を受け、クラブの処分を検討する。けが人はなかった。 横断幕は、イラン生まれで米国籍のゴトビ監督を差別的な表現で誹謗(ひぼう)する内容。両クラブによると、若い男性サポーター2人が独断で掲げたという。清水サポーターはこれをやめさせようと、警備員や警察官の制止を振り切って相手サポーター席へなだれ込んだり、物を投げ込んだりした。 磐田は横断幕などの事前チェックを強化するといい、吉野博行社長は「ご迷惑をおかけした。おわびしたい」と語った。清水の竹内康人社長は警備体制について、「見直さなければいけない」と増員の考えを示した。