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ブックマーク / www.shinchosha.co.jp (13)

  • 波 2024年4月号 おつむの良い子は長居しない 第12回/高嶋政伸

    ※このエッセイには性暴力場面の撮影に関する記述があります 12 インティマシーコーディネーター 昨年はハードな役が続きました。何人もの愛人を囲い、人を殺めることもためらわない詐欺師。歯向かう者は消し、臓器ブローカーに死体を売り払う男。ショットガンで人を撃ち、手をナタで切り落とすサイコパスの連続殺人鬼。 中でも一番ハードだったのは、自分の娘に幼い頃から性的暴行を加え続けている父親の役。そう、NHKドラマ「大奥」で演じた徳川家慶です。放送後、大きな反響をいただきました。 この作品は、まず台を読んだ段階でストーリーがとても独創的なのが気に入りました。が、僕にとっても娘役の俳優さんにとっても心身ともにハードな現場になるのは明らかでしたので、お受けするにあたって僕は必ず「インティマシーコーディネーター」さんを付けてください、とお願いしました。制作サイドも最初からそのつもりでいらしたというので、それ

    波 2024年4月号 おつむの良い子は長居しない 第12回/高嶋政伸
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2024/03/29
    「大奥」で娘に暴行する役を演じるにあたってインティマシーコーディネーターと組んで取り組んだ話
  • 『美しいアナベル・リイ』 大江健三郎 | 新潮社

    詩篇に息づく少女への憧れを、映画製作の夢にのせて。これは、大江健三郎版「ロリータ」だ! 作家生活50周年記念小説。 かつてチャイルド・ポルノ疑惑を招いて消えた映画企画があった。それから30年、小説家の私は、その仲間と美しき国際派女優に再会。そして、ポオの詩篇に息づく永遠の少女アナベル・リイへの憧れを、再度の映画制作に託そうと決意するのだが。破天荒な目論見へ突き進む「おかしな老人」たちを描く、不敵なる大江版「ロリータ」。『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』改題。

    『美しいアナベル・リイ』 大江健三郎 | 新潮社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/04/14
    改題前のあの長くてインパクト絶大のタイトルも捨てがたいが、内容を考えるとこっちのほうがあってるので、改題はやはり正解だったと思う
  • 大江健三郎 『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』 | 新潮社

    テーマは映画製作、主人公は国際派女優。――大江健三郎氏が、「後期の仕事(レイター・ワーク)」の白眉と語る新作『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』の刊行に際し、7つの質問に答えていただきました。 ――タイトルの中心にある、「アナベル・リイ」は、ポーが、詩の中に作り出した永遠の少女です。大江さんはこの詩を初めて読んだ十七歳のころから、アナベル・リイは、「自分から一瞬も去ったことがない」と書かれています。この小説を構想されたのは、いつごろ、どんなきっかけがあったのでしょうか。 詩を読んですぐは、言葉としてだけ、頭にあったんです。それも、日夏耿之介の訳と、占領軍のアメリカ文化センターで写して来た原文とがつながったかたちで…… 臈たしアナベル・リイ My beautiful Annabel Lee, というのと、 ……アナベル・リイ さうけ立ちつ身まかりつ。 Chilling and ki

    大江健三郎 『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』 | 新潮社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/04/14
    読了/“私よりわずかに年長の、美しく、豊かな内面の、それでいてなにか危うい曲り角にいつも立っているような……しかも決して、自分の受ける傷に屈服しない、という女性像”/最後の星空は神曲地獄編のラストから
  • 大江健三郎 『ピンチランナー調書』 | 新潮社

    地球の危機を救うべく「宇宙?」から派遣されたピンチランナー二人組! 「ブリキマン」の核ジャックによる民衆の核武装?……。内ゲバ殺人から右翼大物パトロンの暗躍までを、何もかもを笑いのめし、価値を転倒させる道化の手法を用いて描き、読者に再生への希望と大笑いをもたらす。死を押しつけてくる巨大なものに立向い、核時代の《終末》を拒絶する諷刺と哄笑の痛快純文学長編である。

    大江健三郎 『ピンチランナー調書』 | 新潮社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2022/09/10
    読了/“死を押しつけてくる巨大なものに立向い、核時代の<終末>を拒絶する風刺と哄笑の痛快純文学長篇である。。”←見事な要約だ/このレベルまでぶっ飛んでてイカレてて、もう凄いとしか言いようがない
  • 森山優 『日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」―』 | 新潮社

    明治憲法と日国憲法の相違点/国務と統帥の分裂/行き詰まりと混迷/打開への模索/大営政府連絡懇談会・連絡会議/目まぐるしく変更された「国策」/支離滅裂な文章/「国策」の決定者たち/政党の凋落/帝国議会の行き着いた先/参謀部の発言力拡大/「大角人事」の後遺症/陸海軍の危ういバランス/「国策」決定の手順/天皇の意志表示/「船頭多くして船山に登る」/ゴミ箱モデル 松岡の閣外放逐/日米交渉に積極的だった閣僚/虎の尾を踏んだ南部仏印進駐/対米開戦論の勃興/「帝国国策遂行方針」の起案/近衛首相の決意/出師準備と「遂行方針」の提示/海軍部内の情勢判断/「遂行方針」の文面をめぐる攻防/陸軍の硬化と情勢の急転/参謀部の強硬論と陸海軍折衝/「目途」の問題/曖昧なままの「遂行要領」/天皇の不満/「遂行要領」の「両論並立」性/曖昧な対米条件/外務省の奮闘と目論見/挫折した寺崎の意図/「日支間の協定」の真意/

    森山優 『日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」―』 | 新潮社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2021/08/11
    “それぞれに都合のよい案を併記し決定を先送りして、結果的に対米英蘭戦を採択した意思決定過程をたどり、日本型政治システムの致命的欠陥を指摘する。”
  • 祝! 山本七平賞受賞 冨田浩司『マーガレット・サッチャー』 | News Headlines | 新潮社

    『マーガレット・サッチャー―政治を変えた「鉄の女」―』冨田浩司/著 2019年9月25日(水)、第28回山七平賞(主催:PHP研究所、選考委員:伊藤元重、呉善花、中西輝政、八木秀次、養老孟司)の最終選考会が行われ、冨田浩司『マーガレット・サッチャー―政治を変えた「鉄の女」―』(新潮選書)が受賞作品に決定しました。 冨田さんは現役の外交官で、北米局長、イスラエル大使などを経て、2018年8月からG20サミット担当大使を務めています。次は駐韓大使就任が内定。著書に『危機の指導者 チャーチル』(新潮選書)もあります。

    祝! 山本七平賞受賞 冨田浩司『マーガレット・サッチャー』 | News Headlines | 新潮社
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    bt-shouichi 2019/10/04
    “第28回山本七平賞(主催:PHP研究所、選考委員:伊藤元重、呉善花、中西輝政、八木秀次、養老孟司)の最終選考会が行われ”ド迫力のメンツやな…
  • 『女系図でみる驚きの日本史』 大塚ひかり | 新潮社

    胤(たね)よりも腹(はら)が大事――母親が誰かに注目した「女系図」でたどると、日史の見え方が一変する。滅亡したはずの平家は、実は今上天皇にまで平清盛の血筋を繋げる一方、源頼朝の直系子孫はほどなくして途絶えているのだ。「史上初にして唯一の女性皇太子はなぜ誕生したのか」「徳川将軍家にはなぜ女系図が作れないのか」等々、著者作成の豊富な系図をもとに、次々と歴史の謎を解き明かしていく。

    『女系図でみる驚きの日本史』 大塚ひかり | 新潮社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2018/11/25
    読了。胤より腹!/女系が強く「腹」がものをいう古代から、しだいに弱くなって貴婦人すら軽く弄ばれるようになる鎌倉時代、そして徹底的に女系の力を排除した江戸幕府/今は亡き新潮45に連載。
  • 「新潮45」休刊のお知らせ| News Headlines | 新潮社

    まとめとは? 日常的な身の回りの出来事から、世界を揺るがすニュースまで、が扱うテーマは森羅万象。四季折々の年間イベント、仕事、暮らし、遊び、生きること、死ぬこと……。さまざまなテーマに沿うの扉をご用意しました。扉を開くと読書の興味がどこにあるのか見えてきます。

    「新潮45」休刊のお知らせ| News Headlines | 新潮社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2018/09/25
    チッうっせーな反省してまーす的な感じかと思いきや…“会社として十分な編集体制を整備しないまま「新潮45」の刊行を続けてきた”という致命的な問題点を反省しての休刊だという
  • 「新潮45」2018年10月号特別企画について | News Headlines | 新潮社

    まとめとは? 日常的な身の回りの出来事から、世界を揺るがすニュースまで、が扱うテーマは森羅万象。四季折々の年間イベント、仕事、暮らし、遊び、生きること、死ぬこと……。さまざまなテーマに沿うの扉をご用意しました。扉を開くと読書の興味がどこにあるのか見えてきます。

    「新潮45」2018年10月号特別企画について | News Headlines | 新潮社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2018/09/21
    新潮社の社長が手前の社の雑誌の企画の感想を述べたうえで「弊社は今後とも、差別的な表現には十分に配慮する所存です」と堂々宣言。俺たちはこの程度の炎上では何も変わらないし変える気もないぞという熱い志
  • 川村蘭太『しづ子―娼婦と呼ばれた俳人を追って―』|書評/対談|新潮社

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2014/10/16
    「終戦直後の荒波の中を、俳句を武器に生きた女がいた。誰の助けも借りず、黒人兵ケリーだけを信じて……」「昭和二七年三月三〇日を最後に、以後、姿を見た者はいない」/「俳句の「魔」を武器にした女」鈴木しづ子
  • 曲亭馬琴、濱田啓介/校訂 『《新潮日本古典集成 別巻》南総里見八犬伝 1』 | 新潮社

    の「文学史」というものは、他のどこの国にも見られないほどはっきりした時代区分の上に書かれ、考えられている。古代、中世、近世、近代、あるいは平安時代を「中古」と呼ぶ類である。西洋ではギリシャ、ローマの古代文学があって、ルネッサンス頃から各国文学が生まれる。アジア諸国では、近代と前近代程度の区分しかない。シナはもっと詳しく書けるけれど、「物語」というものが日ほどに高度に発達しなかった。 そこで私たちは「近代文学」というものが、明治維新の後に始まったものだというふうに漠然と考えていて、それは間違ってはいないのだが、私の考えでは、徳川時代、十八世紀頃から、既に近代文学の芽はあった。つまり、竹田出雲や近松半二の時代もの浄瑠璃、為永春水の人情、そして曲亭馬琴の読である。近松門左衛門や西鶴ではないのか、と言う人がいるかもしれない。けれど、私はここで、長編の構成力ということを考えているのだ。西洋

    曲亭馬琴、濱田啓介/校訂 『《新潮日本古典集成 別巻》南総里見八犬伝 1』 | 新潮社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2012/12/19
    小谷野敦/「『八犬伝』は、確かに後半部がだれている。けれどそのだれた所も面白く読めることは私が『八犬伝綺想』(ちくま学芸文庫)に書いておいた」
  • 溝口敦 『暴力団』 | 新潮社

    なぜ暴力団はなくならないのか? 学歴年収、出世の条件とは? 覚醒剤や野球賭博でどのように儲けるのか? 女はヤクザになれるのか? なぜヒモが多いのか? 刺青や指詰めのワケは? 警察との瘉着は? ヤクザが恐れる集団とは何か? 出会った時の対処法とは? その筋をも唸らせた第一人者が、時代ごとに変化し、社会の裏で生き延びる「わるいやつら」を、やさしく解き明かす「現代極道の基礎知識」。

    溝口敦 『暴力団』 | 新潮社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2012/04/26
    ちょっと前に読了。暴力団には先がない、最近の若いゴミどもからみてもわざわざヤクザになるうまみがない、と
  • 『新・堕落論―我欲と天罰―』 石原慎太郎 | 新潮社

    敗戦の光景/「堕落論」と戦後/「牙を抜かれた怪物」/忘れられた江戸の成熟/垂直な価値の基軸/タンタロスの悲劇/あてがわれた平和の毒/横田基地は「戦勝記念品」/収奪される先端技術/「核の傘」という幻/尖閣を守れるのか/安保条約への誤解/ジャパン・ディッシング/核保有という選択肢/司馬遼太郎の慨嘆/「刷りこみ」こそ教育の原点/愚劣な官僚、幼稚な国民/脳幹論は国家に通じる/三島由紀夫の予言/権利の主唱、欲望の肥大/民族的DNAとしての受動性/自らの遺書として 首都の不安/「一番豊かで、一番あわれな子供たち」/正統な青春、透明な閉塞/ルネサンス以来の文学の主題とは/「太陽の季節」とその時代/何が想像力を摩滅させるか/「三つのスクリーン」の罪/物欲、金銭欲、性欲/ヴァーチャル化する暴力と死/根源的な情念なき“恋愛”/「孤独を賑わす術を知らぬ者」/「草の花」に見る愛の質/我々自身なら救えるはず/画一

    『新・堕落論―我欲と天罰―』 石原慎太郎 | 新潮社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2011/07/15
    我欲の象徴である爺も悪いが、そいつが説教垂れるのを有難がったり利用したりする連中も大概にせいと言いたい
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