プロ野球・横浜ベイスターズに身売り話が浮上した。球団事務所は報道陣などへの対応に追われ、地元のファンや経済界にも波紋が広がった。球団売却先とされる住宅設備大手・住生活グループは主催試合の約半分を新潟で行う計画、との報道もあった。ファンや地元経済界は「本拠地は横浜のままでいて」と口をそろえた。 横浜市中区の球団事務所で1日午後、会見した加地隆雄社長は「社長就任以来、横浜の人たちに愛される球団を目指し、地元も盛り上がりつつある。その灯を消してはいけない」と強調。赤字続きの球団経営や、球場収入が球団にほとんど入らないとされる問題を聞かれると「スタジアムと相談したい。球場も老朽化している。いろんなことを考えるきっかけにしたい」。 身売りの報道にファンはショックを隠せない。ニュースを見て、横浜スタジアム近くの公式グッズショップに来た青葉区の会社員篠田浩子さん(52)は「突然でビックリ。チーム名は変わ