実はこの本が当初アメリカで発行されたのは1991年。今から20年以上前のことだ。 その後時代の変遷に合わせて改訂版が1999年にアメリカで出版され、日本語訳が出たのは2002年のこと。 改訂版出版から13年、日本語訳から10年が経過しているが、この移り変わりの激しいハイテク業界において、この本の内容をまったく古く感じないのは驚きである。 それだけこの「キャズム」で説いている法則が絶対的なものということで、読んでいて何度も頷くことになった。 そしてもう一つ感じたのが、この「キャズム」で述べられている法則性は、ブログを運営していく人々に取っても、大きな指針として応用可能ということだ。 新型書評第2弾として、この「キャズム」を採り上げようと思う。 「キャズム」とは何か? そもそも「キャズム」とは何なのかをもう一度おさらいしよう。 著者ジェフリー・ムーア氏は、ハイテク製品の購買層を5つのステージに