Docker 1.10では、Dockerイメージが保存される際のID番号の割当てが、これまでの乱数による割当てから、イメージなどのハッシュ値を基に割り当てられる方法に変わっています。 これにより、イメージに含まれているコンテンツの検出が容易になると同時に、よりセキュアでIDの衝突が防げるようになりました。 ただしDocker Engineを新バージョンに入れ替えて再起動された時点で、自動的にDockerイメージのアップグレードが行われます。その処理中はDockerイメージのチェックサムなどを計算するためDocker Engineの反応が止まります。このダウンタイムを避けるためのマイグレーションツールも提供されています。 またDocker 1.10に対応したCompose 1.6も登場。Composeは複数のコンテナを利用した分散アプリケーションを構成するためのツール。Compose 1.6
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