…「制度改正ができるものならやってみろ」ということでしたが… そんなこと10年前からやってきたんですよ! 博士論文で、著作権制度が産業保護奨励政策としての独占にすぎないことを明らかにした。 博士論文の内容をくだいて一般向けにした、わかりやすい解説も書いた。 あちらこちらの講演で語った。 雑誌記事で一般に訴えた。 オンライン記事でみなに訴えた。 審議会に出て言いたいことを言ってきた。 ロージナ茶会という組織も作った──茶会はすでに解散してしまいましたが──。 パブリック・コメントも出した。 私一人でできることは、ずっとやってきたんだ! 「平成十九年六月十五日白田秀彰演説記録」(はてな匿名ダイアリー)(webmaster注:強調は、原文によります。また、脚注は省略しました) webmasterの職業柄、これから申し上げることを多くの人が実行し始めると不幸になるので(笑)、そう在ってほしいと願う
なぜ日本において「左翼」が衰えを見せているのかについて、はてなブックマークで人気を集めたエントリがありました。 多くの人々は当惑しながら「右傾化」のレッテルを貼って終わりにするだけだが、私が考えるには従来の「左翼」と呼ばれる人々が「中流幻想」からなかなか抜け出せなかったことにあることが背景にあるように思う。1970年代以降にマルクス主義の凋落によって「左翼」の学者やジャーナリストが選択した戦略が何かといえば、(1)女性の社会的な地位向上を訴えるフェミニズム、(2)中国・韓国の戦争被害者に対する補償を求める戦争責任論、(3)「在日」や移民の社会的権利付与を支援するマイノリティ運動などであった。こうした戦略を通じて、戦後の日本社会は経済的な豊かさを達成したものの、それが様々なマイノリティを排除することによって成り立ってきた「男性日本国民」の社会であったことを暴露的に批判することで、「多様で開か
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