アメリカの連邦最高裁は24日、アメリカで長年、女性の中絶権を合憲としてきた1973年の「ロー対ウェイド」判決を覆した。今後、中絶の是非については州レベルで立法や司法判断が行われる。 ルイジアナ州では2006年、連邦最高裁が「ロー対ウェイド」判決を覆せば自動的に中絶を禁止する、いわゆるトリガー法が成立していた。同州のトリガー法は、強姦や近親相姦による妊娠を含む、すべての中絶を禁止している。 アメリカではルイジアナ州を含む13州でこうしたトリガー法が成立しており、24日の判断を受けて即時施行されているが、多くの州で法廷闘争に発展している。ユタ州でも、裁判所によってトリガー法の施行が阻止された。
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