リクルートがこのたび実施した「SUUMO住みたい街ランキング2025 関西版」の「穴場だと思う街(駅)ランキング」部門において6位にランクインした「塚口」。そんな穴場として注目される塚口にある映画館「塚口サンサン劇場」が今、脚光を浴びています。一時期は不入りから閉館の危機にありましたが、現在は日本中から観客が駆けつける人気スポットとして蘇ったのです。いったいどのような方法で形勢逆転を果たせたのか。同館の映画営業部次長・戸村文彦さんにお話をうかがいました。 「マサラ上映の聖地」と呼ばれる映画館があった 物音を立てずに鑑賞するのがよしとされる映画館で、観客がコスプレをし、スクリーンに向かって歓声を上げる。クラッカーを打ち鳴らし、サイリウムを揺らす。ラストは前が見えないほどに舞い散る大量の紙吹雪。この掟破りなスタイルは「マサラ上映」と呼ばれています。インドの映画鑑賞スタイルを参考に、観客が自ら行
