1年以上も決着がつかない自民党最大派閥・安倍派の跡目争いを巡り、最古参の塩谷会長代理が自分を事実上トップの「座長」に据え、OBの森元首相が推す「5人衆」も派閥運営に加わる案を提示。17日の総会で了承される見通しだ。ようやく着地点が見えてきたところに、キングメーカー気取りの森元首相がまた放言。事を荒立てている。 森喜朗元首相ブチ切れ途中退席! 最大派閥・安倍派パーティーで“厄介者”扱いの哀れ 森元首相がブチまけたのは地元・石川発行の北國新聞の連載「総理が語る」(7日付)。「塩谷案」にお墨付きを与えつつ、下村会長代理が最近、森元首相の事務所を訪れたとし、耳を疑うエピソードを披露したのだ。引用する。 〈(下村は)「何とか私を会長に」と言うんですが、「それは私が決めることじゃない。みんなが決めることだが、君には味方がいないじゃないか。だったら自分はどうあるべきか考えてみたらどうだ」と伝えたんです〉