野田首相は8日夕、首相官邸で記者会見し、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、「国民の生活を守るために、3、4号機を再起動するべきだ」と述べ、国民に理解を求めた。 首相は「夏場限定の再起動だけでは国民の生活は守れない」と語った。また、「(原発)立地自治体への敬意と感謝の念を新たにしなければいけない」と述べ、福井県やおおい町に配慮を示した。 福井県の西川一誠知事は、再稼働の同意の前提として、原発の必要性などを首相が国民に説明することを求めていた。政府は、地元の同意手続きが終わり次第、来週中にも再稼働を最終判断する。