「SIerとしての責務を果たせていなかった」――三菱電機インフォメーションシステムズは、岡崎市立図書館などに納入した図書館システムで、アクセス障害や個人情報流出を引き起こしたことについて謝罪した。 三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は11月30日、同社が愛知県岡崎市立図書館など全国の公立図書館に納入した図書館システムで、アクセス障害や個人情報流出を引き起こしたことについて謝罪した。「システムインテグレーターとしての責務を十分に果たせておらず、根本原因は弊社にある」とし、再発防止に努めるとしている。 「サイバー攻撃」 問題の発端は今年3~4月、岡崎市立中央図書館に納入した図書館システム(製品名は「MELIL/CS」)で断続的に起きたアクセス障害だった。同図書館のWebサイトから蔵書を検索できる機能などを備えていたが、このWebサイトにつながらないと市民から苦情があったという。