「テーブル間は1メートル以上の間隔をあけるか、アクリル板等で区切る」という対応をしている自治体が多かったことから、アクリル板の設置を続けている飲食店はまだ多く、自治体ではこうした感染防止対策をおこなっている飲食店を認証店などに認定しています。果たしてアクリル板には意味があるのでしょうか? アクリル板はいまだ飲食店の感染予防の主役スーパーコンピューター富岳の試算によると、頭くらいの高さがあれば対面からの飛沫は防げるというデータが当初あり(1)、新型コロナが流行してから飲食店ではアクリル板を見かけることが当たり前になりました。 日本感染症学会は2021年8月6日の時点で「食事時にアクリル板を見ると、時に水滴が付いている。もしこの水滴がCOVID-19に感染した人の口から出たものだとすれば水滴の中にはウイルスが含まれていることになる」というコメントを出しています(2)。 飲食店の実際の運用として