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ブックマーク / mojix.org (15)

  • 世界を上下に分けて下に味方するのが左翼、世界をウチとソトに分けてウチに味方するのが右翼 - モジログ

    昨日のエントリ「右翼(国家主義)と左翼(社会主義)は反対概念ではなく、独立概念である」に対するはてなブックマークのコメントで、経済学者の松尾匡(ただす)氏による「右翼と左翼」の用語解説にリンクがあった(bando_alphaさんによる)。 松尾匡のページ - 用語解説:右翼と左翼 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/yougo_uyosayo.html <世界を縦に切って「ウチ」と「ソト」に分けて、その間に質的な対抗関係を見て、「ウチ」に味方するのが右翼である。 それに対して、世界を横に切って「上」と「下」に分けて、その間に質的な対抗関係を見て、「下」に味方するのが左翼である(図1)>。 <ところがややこしくなるのは、まずもって、右翼も左翼も自分の切り分け方を当然の土俵のように思い込んで、相手との対抗軸を組み立てていることにある。お互い敵である相手が、自分と同じ切り

  • ポール・グレアム「財産を失う理由の大部分は浪費をしたからではなく、誤った投資をしたせいだ」 - モジログ

    らいおんの隠れ家 - ポール・グレアム「時間とお金をなくすには」 http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20100707#1278512365 <私たちは1998年にベンチャーを売却し、急に大金持ちになった。そして私は、それまで考える必要がなかったことを考えることになった。お金を失わない方法だ。貧乏人が金持ちになれたのだから、逆だってありうる。だが私は、長年、貧乏人から金持ちになる道を研究していただけで、金持ちから貧乏人になる道については、まったく何も知らなかった。だから私は、貧乏にならないために、金持ちが貧乏人になる道のりを学ぶハメになった>。 <そこで私は、財産を失う方法に注目するようになった。もし私が子供のころ「金持ちが貧しくなったとしたらなぜ?」と聞かれたら、「無駄づかいをしたから」って答えただろう。映画ではよくそうなる。というのも、そのほうが貧乏になる方

  • 人を信頼するとは、「行動原理」を信頼すること 「自由」「自律」「自立」は密接に結びついている - モジログ

    When you were young - 自由と自律 http://hiroshimo.wordpress.com/2010/02/28/autonomy/ <管理という言葉の反対には「自由」があります。前者は責任はとらなくていいから命令に対して動くことを要請します。後者は責任をとって自ら動くことを要請します。つまり「自律」とセットなわけです>。 <「自律」とは「他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること」を言います。反対に「自らの意志によらず、他からの命令、強制によって行動すること」を「他律」と言います>。 <現実は圧倒的に他律社会です。だからこそ管理思考があらゆるところに偏在するわけです。そしてそれが空気を重たくして気詰まりでつまらない社会をつくっています>。 <つまり自由で風通しのいい気持ちのいい社会を作ろうとすれば、まず互いの信頼関係を作らなければ

  • 企業が通貨を発行する時代 通貨という「プラットフォーム」 - モジログ

    創業記 - 企業通貨の未来(2009/11/11) http://yy.dsigr.com/?eid=805377 <私達は、普段気楽にJALのマイレージや家電量販店のポイントを貯めています。しかしこのポイントは、実は、ものすごい破壊力と可能性を秘めています。ポイントというと可愛らしく聞こえますが、実際には2005年の時点で、4500億円、しかし実は10兆円を超えて発行されていると予測されます。 私達が貯めているポイントカードは、実は立派な企業通貨です>。 <今後、母体の信用をベースに発行されたマイレージやポイントが、流通され、他のポイントとくっつく(ペックされる)ことによって、独自の企業通貨経済圏が出来てくると思います。 企業は、国に縛られず、世界中に展開することができるので、そのうち国が発行する通貨よりも強い企業通貨が現われるかもしれません。 実際、アフリカの小国が発行する通貨よりも、

  • 2009年をふりかえる - モジログ

    昨年は金融危機が起こったが、今年は政権交代があった。昨年に続いて、あとからふりかえったときに大きな節目になりそうな年だったと思う。 鳩山政権への支持率は半分を割ったそうだが、それでも政権交代が起きたのはよかった、と考えている人が多いらしい。私も同感だ。私は総選挙前から民主党の政策に疑問を持ち、鳩山政権が発足して以降もますます疑問を持ちつづけてきたが、それでも政権交代が起きたこと自体は良かったと思っている。総選挙とそれに続く政権交代を通じて、政治への関心が高まり、政治について自分なりに考える人が増えたことは間違いないだろう。鳩山政権がどうなるにせよ、日国民が政治について考えるようになれば、長い目で見れば日政治はきっと良くなっていくと思う。 今年はまた、2000年から2009年までの「00年代」の最後の年でもあった。個人的には、この10年というのはほぼ「ITとビジネス」に集中した10年だ

  • ホビー経済 - モジログ

    セス・ゴーディンが、「ホビー経済」について書いている。 Seth's Blog - Welcome to the hobby economy http://sethgodin.typepad.com/seths_blog/2005/11/welcome_to_the_.html <More and more people are spending more and more time (and money) on pursuits that have no pay off other than satisfaction.> (大意:ますます多くの人が、満足以外に何も得られないことに、ますます多くの時間(とお金)を使っている) この市場はエコノミストも測定が困難で、特にWebはそうした楽しみを見つける場になっている、としている。Flickrに写真をのせたり、自分のバンドの曲をMP3で公開した

  • 「仕事」と「遊び」の境界 - モジログ

    芸術家Aは、週に4時間だけ制作活動をおこなう。 それ以外の時間はを読んだり、映画を見たり、人と会ったりしている。 芸術家Bは、毎日朝から晩まで制作活動をおこなう。 を読んだり、映画を見たり、人と会ったりもするが、それは制作活動と切り離せない。 これらの芸術家にとって、「仕事」と「遊び」の境界はどのようなものだろうか。 スキルやセンスを高めるための活動や訓練は、「仕事」と「遊び」のどちらに入るのだろうか。 何らかの活動が「仕事」なのか「遊び」なのかは、どのように決まるのだろうか。 「仕事」よりも「遊び」のほうが、つねに「楽しい」と言えるだろうか。 そもそも「楽しい」とはどのような状態だろうか。 芸術の制作を「仕事」としておこなっている人と、「遊び」としておこなっている人では、どちらが「楽しい」だろうか。 「楽しい」ことはつねに望ましく、「苦しい」ことはつねに望ましくないだろうか。 芸術で

  • DJ EZ - モジログ

    DJ EZ http://en.wikipedia.org/wiki/DJ_EZ DJ EZはUKガラージ(≒2ステップ)のNo.1といわれるベテランDJ。 YouTubeに彼があちこちのクラブやラジオ局などでプレイしたものがたくさんアップされているが(末尾の「関連」参照)、大体どれを聴いてもカッコいい。高い技術とセンスに裏付けられた彼のDJプレイはちゃんと「演奏」になっていて、音楽としても完成度が高い。 DJ EZ On Kiss 100 - 17.02.06 http://www.youtube.com/watch?v=0V5qcsyTdKA このKISS FMでのプレイを収めた動画は、私が特に気に入っているもののひとつ。彼のノリノリの様子や手の動きもよくわかり、音楽的な内容も素晴らしい。 彼は私の大好きなTodd Edwardsをよくかけていて、音楽的にも相当影響を受けたものと思われ

  • レム・コールハース+OMA「PRADA Transformer」(ソウル) 4つの用途にあわせて建物全体をクレーンで回転 - モジログ

    yatzer - A Deeper view inside PRADA Transformer in Seoul http://www.yatzer.com/1828_a_deeper_view_inside_prada_transformer_in_seoul PRADAがソウルに作った多目的イベントスペース「PRADA Transformer」が紹介されている。設計はレム・コールハースとOMA(彼の建築設計事務所)。 (リンク先に写真がたくさんあります) 「PRADA Transformer」は、正四面体(ピラミッド形)を基骨格として、4つの面が「正六角形」「バツ形」「長方形」「円形」になっているような建物。4つの用途にあわせて、建物全体をクレーンで持ち上げ、回転できるという驚くべきものだ。 4つの面の形状は、次の4種類の用途にそれぞれ対応している。 正六角形: PRADAのファッシ

  • アメリカ人は「希望駆動型」、日本人は「危機感駆動型」 - モジログ

    昨日のエントリで触れた「いい加減「情緒政治」と決別せよ」という記事がとても面白く、著者である竹中正治氏の力量を確信したので、竹中氏の『ラーメン屋vs.マクドナルド』という新書を買ってみた。 新潮新書 - 竹中正治『ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層―』 http://www.shinchosha.co.jp/book/610279/ テーマとしては「経済から見た日米比較文化論」という感じので、これが予想通りの面白さだった。 竹中正治(たけなか・まさはる)氏は、東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)、国際通貨研究所を経て、今年4月より龍谷大学経済学部教授になったというキャリアの持ち主である(「いい加減「情緒政治」と決別せよ」の末尾にプロフィールがある)。為替・通貨のプロであり、ワシントンDCでエコノミストとして活躍していたとのことだ。 竹中氏の文章は、その知識・経

  • シリコンバレーに「ひらがな論者」あらわる - モジログ

    最近ネットでちょっと話題の「確かに読めてしまう」コピペ。これは面白い。 <こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。 この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。 どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ? ちんゃと よためら はのんう よしろく> というのがコピペの内容で、「人間は文字を認識するとき、その最初と最後の文字さえ合っていれば、順番はメチャクチャでもちゃんと読める」ということを、まさに証明する内容になっている。 この話題は、英文では以前見かけたことがあり、エントリにも書

  • FriendFeedはどのようにスキーマレスなデータをMySQLに格納しているか - モジログ

    FriendFeedのBret Taylorが、スキーマレスなデータ(スキーマ(型)に制約されないデータ)をMySQLに格納する方法を紹介している。実際にFriendFeedで使っている方法で、最新のものらしい。 Bret Taylor's blog - How FriendFeed uses MySQL to store schema-less data http://bret.appspot.com/entry/how-friendfeed-uses-mysql MySQLを通常のRDB的な方法でなくストレージ的に使い、JOINを使わないでスケールさせるというもの。CouchDBなどにも近い、最近有力になりつつあるアプローチだ。これを、実績もあり普及しているMySQLを使って実現し、言語はPythonで実装している。 メインのテーブルは次のようなもの。 CREATE TABLE ent

  • CRUD(クラッド): データに対する4つの基本操作 - モジログ

    IT技術者のあいだでよく使われる、「CRUD(クラッド)」という概念がある。 ウィキペディア - CRUD http://ja.wikipedia.org/wiki/CRUD Create - 生成 Read - 読み取り Update - 更新 Delete - 削除 この4つの操作の頭文字を取ったのが「CRUD」だ。 例えばPC内にあるファイルを考えると、 Create - ファイルの新規作成 Read - ファイルの内容を読む Update - ファイルを更新する Delete - ファイルを削除する となる。 ファイルに限らず、どんなデータであっても、この4つの操作が基だ。 IT技術者でなくても、知っておくと便利な概念だと思う。 データだけでなく、すべてのものに、「誕生」から「死」までの「ライフサイクル」がある。 誕生(C)してから、死ぬ(D)までのあいだに、それは参照されたり(

  • 成長論者と分配論者が合意できる「解」とは? - モジログ

    YamaguchiJiro.com - 新自由主義か社会民主主義か(竹中平蔵氏との対談) http://www.yamaguchijiro.com/?eid=694 『中央公論』11月号に掲載された、山口二郎氏と竹中平蔵氏の対談。とても面白い。 私は竹中氏の意見にほぼ全面的に賛成だが、山口氏のほうも立場は違いながらも、比較的冷静な議論なので、どのように考えているのかは理解できた気がする。 対談のタイトルは「新自由主義か社会民主主義か」となっているが、より具体的に言えば、対立軸の要点は「成長と分配のどちらを優先するか」ではないだろうか(竹中氏が成長論者、山口氏が分配論者)。成長論者はまず成長を優先し、成長すれば分配の原資も増えると考えるが、分配論者は「雇用を守れ」といったように、まず分配から入る(これはあくまでも、私の捉え方を大雑把に図式化したものに過ぎない)。 対談のなかで、竹中氏はこう言

  • 中高生がCDを買わないのは単にお金がないからだ - モジログ

    ITmedia - 「YouTube」はラジオ代わり、CDは買わない?――イマドキ中高生と音楽 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/17/news049.html <実際に今の中高生は、CDにどのように接しているのだろうか。中学3年生男子(15)と高校2年生男子(16)、高校2年生女子(17)の3人と、大学1年生(20)に聞いてみた>。 <「好きなアーティストのCDは新品で購入し、ちょっと好きな場合は中古で買う。見つからなければ借りることもある」――中3男子CDの買い方は、“CD派”の大人と変わらなかった。高2男子も「当に欲しかったら買う」という>。 <残りの3人は、CDの貸し借りはするものの、クラス全員で回すことはないという。高2女子(17)は「これって、クラス全員が共通のCDを欲しがらないと発生しない状況だよね」と指摘する。好みが多

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