暴力団員であることを隠して不正に生活保護費を受給したとして、大阪府警捜査4課は18日、いずれも韓国籍の指定暴力団神戸山口組直系「健心連合会」幹部、高聖効(70)=大阪市生野区鶴橋=と、洪芳一(64)=同市住吉区苅田=の両容疑者を逮捕したと発表した。高容疑者は容疑を否認、洪容疑者は認めている。 逮捕容疑は、昨年12月下旬~今年5月上旬、暴力団員であることを隠し、大阪市内の区役所から高容疑者は約60万円、洪容疑者は約20万円の生活保護費をそれぞれだまし取ったとしている。 神戸山口組をめぐっては4月末、一部の直系団体の幹部らが離脱し新団体「任侠(にんきょう)団体山口組」を結成したと表明。府警によると、健心連合会のトップは新団体にいったん加わったがその後に神戸側に戻ったとみられ、詳しい経緯を調べる。