アメリカ料理とホームメイドパイを提供するレストランチェーン『アンナミラーズ』の、国内最後の店舗だった『アンナミラーズ高輪店』が31日、惜しまれつつ閉店しました。 『アンナミラーズ』は、外食産業のれい明期だった昭和後期、『井村屋製菓株式会社(現・井村屋グループ株式会社)』の初代社長が、アメリカンパイに出会い感銘を受けたことで、アメリカで本社を構える『アンナミラーズ社』と提携し日本展開をしたのが始まりです。1973年に第1号店『青山店』をオープンしました。 アンナミラーズが提供した“おもてなし”の数々は、高度経済成長期にあった日本の生活スタイルに合致し、第1店舗目の青山店を皮切りに自由が丘、目黒、吉祥寺、下北沢など若者が多く集まる立地に出店を重ね、延べ25店舗を経営していましたが、近年の生活スタイルの変化などもあり、現在は1983年にオープンした『高輪店』のみ営業を継続していました。