損保手数料は「優越地位乱用」 代理店260人、公取委に申告 2023年07月21日17時16分配信 損害保険大手の「優越的地位の乱用」を訴える保険代理店代理人の喜田崇之弁護士(左)=21日午後、大阪市北区 損害保険大手2社が保険代理店に対し、規模が小さいほど不利な手数料収入制度を設けているのは、独禁法の優越的地位の乱用に当たるとして、全国の代理店約260人が21日、公正取引委員会に排除措置命令を出すよう申告した。 保険料調整、株主から厳しい声 損保大手、トップが陳謝 申告書によると、東京海上日動火災保険と損害保険ジャパンの2社は2003年、新規契約を獲得するなどした代理店への手数料の計算方法として、ポイント制度を導入。保険契約の規模や増収率に応じて手数料を多く支払う仕組みに改めた。 小規模代理店は業績を上げても手数料収入が増えにくく、大規模代理店との収入格差が拡大しているという。一方的に制