同感<->反感の振幅が激しい読書論。言ってることには激しく同意だが、やってることはかつてわたしの通過したところ。 たとえば、「本は積んで破って読め」や「読書の腕前」の上げ方、あるいは「ベストセラーは十年後に読め」は大賛成。読書は量だというわたしの信条とも一致する[参照]。その一方で、人のオススメを顧みない唯我独尊な選書や、なんでも「円」で計りたがるせどらーちっくな態度は、たまらなく厭だ。 ―― とはいえ、さすが本職の書評家、良い本をたくさん読んでいる。book of book として「これから読む本」を拾ってモトは取る。さらに、書評をメシの種にすることの大変さが窺い知れて、好きでやってる自分の幸せを噛みしめる。 著者は岡崎武志氏、朝日の読書欄「ベストセラー快読」の執筆子といえばピンとくるだろうか? 巷のベストセラーを名うての本読みに評させる試みで、「なぜベストセラーなのか」の分析が辛口。
自動車用バイオ燃料の販売がはじまる。バイオ燃料とは、植物などのバイオマス(生物資源)からつくられる燃料のことだが、国内では代替燃料であるエタノールが3%混入した「バイオガソリン」が試験的に販売される。しかし、このバイオ燃料の生産方式をめぐって、京都議定書を遵守したい政府とガソリンの質を確保したい石油連盟のゴタゴタが続いている。 バイオエタノールを直接混合する方式を政府は支持 バイオ燃料の販売が2007年4月27日から、首都圏の50ヶ所の給油所で試験的に開始される。今回の発売では、トウモロコシやサトウキビなどの植物と石油製品を合成した「ETBE」をフランスから輸入し、新日本石油グループの根岸製油所でガソリンに混ぜて出荷する。「ETBE」が7%混合され、エタノールの混合率は3%になっている。試験販売は、ETBE配合の「バイオガソリン」の流通や給油所の地下タンクからの漏洩対策の確認などを主な目的
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