2012年4月8日 評価経済というまやかし テーマ: 評価経済 池田信夫氏風に、今話題の評価経済について解説するナリ。 芸能人やスポーツ選手は、トップ数名が莫大な額の報酬を得るのにたいして、他の多くは微々たる報酬しかえられない市場だ。時にその差は数千倍にもなる。 一方で、配線工などは、トップ配線工と普通の配線工に何倍もの違いはでない。 なぜこのような事が起こり得るのかを分析したのが、ローゼン教授の「スーパスターの経済学」である。 一部のスーパースターが莫大な報酬をえる市場を、スーパースター市場と呼ぼう。 その市場には、2つの特徴がある。 一つは、スーパースターの提供サービスは限界費用が低いということだ。配線工は100万人にサービスを提供することは不可能だが、マイケルジャクソンは100万人にコンサートを中継でき、視聴者がひとり増えてもコストはほとんど増えない。 もう一つは、代替