【イスタンブール=大野展誠】1996年アトランタ五輪レスリングのフリースタイル52キロ級金メダリストで、ブルガリアのレスリング協会会長を務めるワレンティン・ヨルダノフ氏(53)が20日、レスリングが2020年夏季五輪の実施競技の除外候補となったことに抗議するため、国際オリンピック委員会(IOC)に金メダルを返上した。 ロイター通信が伝えた。 ヨルダノフ会長は、IOCのロゲ会長に対し「抗議の意味で、私が五輪で取った金メダルを返上する」と書いた手紙を送付。記者会見で、「メダルを返上することで、IOCを非難する多くの選手やファンとの結束を示したかった」と話した。