賛否両論…岩田健太郎氏の言動 中国で発生し世界的に猛威をふるいつつあるコロナウイルス感染症について、日本における水際作戦が不適切だったのではないかという疑念が抱かれている。 特に、横浜港に停船を指示された大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号には、乗客と乗務員を合わせて約3700人が乗船していたが、その船内で行われていた感染症対策に不十分な点があり、感染の拡大を防止できないものであった可能性を、感染症の専門医である岩田健太郎氏が船内に入り、その様子についての動画を公開しつつ指摘したことは、世界中からの注目を集めることになった。 その動画は、「船内の感染対策がその後に改善され役割を果たした」という理由で、岩田氏自身の手によって削除された。一連の岩田氏の言動については賛否両論があるが、私は氏の言動を強く支持している。本稿では、その理由を説明していきたい。 日本社会の構造的問題を乗り越える 私
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