宇都宮市などが進める次世代型路面電車(LRT)事業で、同市や芳賀町などは29日までに、運賃を初乗り150円、終点まで400円などとする計画案をまとめた。 乗車地点から3キロまでの距離を150円均一にし、それ以降は設定した距離ごとに料金を加算する。多くの利用者が見込まれているJR宇都宮駅東口から大型商業施設「ベルモール」までは所要時間約11分で、150円となる見通し。国の認可を受け、正式決定する方針。 宇都宮駅から、乗り換え拠点のトランジットセンターとなる「平出町」までは200円、「清原管理センター」までは300円となる。終点の「本田技研北門」までは所要時間が約44分で、400円と設定した。 富山市内で運行しているLRT「富山ライトレール」は全区間一律の200円。ただし距離は7・6キロで、宇都宮の半分しかない。乗車距離がほぼ一定で、一律料金による不公平感は比較的少ないとみられる。 市LRT整