消費者物価指数は、全国の世帯が購入する各種の財・サービスの価格の平均的な変動を測定するものです。すなわち、ある時点の世帯の消費構造を基準に、これと同等のものを購入した場合に必要な費用がどのように変動したかを指数値で表しています。 このように、消費者物価指数は純粋な価格の変化を測定することを目的とするため、世帯の生活様式や嗜好の変化などに起因する購入商品の種類、品質又は数量の変化に伴う生活費の変動を測定するものではないことに留意する必要があります。 消費者物価指数は、第二次世界大戦直後の昭和21年(1946年)に初めて作られ、当時の激しいインフレーションを計測するために使われました。その後、昭和27年(1952年)に、小売物価統計調査で調査された小売価格から指数を作成するようになりました。 なお、各指数系列における時系列比較が可能な範囲については、「2020年基準消費者物価指数の解説」の「第