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2010年6月27日のブックマーク (4件)

  • 『イラク 石油に呪われた国(13)』

    1.イラク石油の歴史 (3)イラク戦争開戦後の状況(前回 のつづき) 2007年1月アメリカは新しいイラク政策を発表した。イラクへの一時的な兵力の増派であった。3万の戦闘部隊が増強された。同時に現地ではスンニー派の部族などの抱きこみ工作が実施された。イラクの治安をおおまかに見ると北部のクルド地域は安定していた。南部のシーア派地域も比較的に安定していた。これは、この地域の都市サマワに派遣された陸上自衛隊が一人の犠牲も出さずに帰国した事実にも反映されていた。治安が悪いのは、中部のスンニー派地域であった。 北部の治安が安定しているのはクルド人の地域をクルド地域政府のクルド人の部隊が警備しているからであった。南部の安定もシーア派の地域をシーア派が支配しているかであった。中部の問題はスンニー派の地域の治安を中央政府軍が安定させようとしている点であった。イラクの政府軍というのはシーア派の軍隊である。フ

    『イラク 石油に呪われた国(13)』
    castle
    castle 2010/06/27
    「米軍を攻撃していたスンニー派が米軍に給料を貰うようになって攻撃を止めた。イラクのスンニー派の間では外国から流入するアル・カーエダ的な人々に反感も強まっていた~アルカーエダは厳しい戒律を要求したから」
  • 『イラク 石油に呪われた国(12)』

    1.イラク石油の歴史(前回 のつづき) (3)イラク戦争開戦後の状況 イラクの油田の潜在力は潜在力のままであった。巨大な油田が手付かずのまま残されていた。2003年3月アメリカの対イラク攻撃が始まった。4月にはバグダッドが陥落し、5月にはブッシュ大統領が大規模戦闘集結宣言を行なった。アメリカにとって大変だったのは、ここからであった。驚くべきことに、アメリカはイラン統治のための詳細な計画を有していなかった。 首都バグダッドでは住民による政府官庁の略奪が発生したが、アメリカ軍は傍観しているのみであった。唯一の例外は石油省を守っただけであった。これが、またアメリカが石油のためにイラクを攻撃したとの疑惑を深める結果となった。アメリカはバース党、軍、秘密警察などを解体した。イラクというまとまりの悪い国家を一つにしていた装置全てを破壊した結果となった。夏に入るころには、スンニー派の多い、中部地域を中心

    『イラク 石油に呪われた国(12)』
    castle
    castle 2010/06/27
    「アメリカはバース党、軍、秘密警察などを解体した。イラクというまとまりの悪い国家を一つにしていた装置全てを破壊した結果となった」「海外からアメリカと戦うために多くの急進派(アル・カーエダ)が流入した」
  • 河野太郎公式サイト | やられた!

    いよいよ明日から参議院選挙という日になって、外務省がカンボジアの第二メコン橋(またはネアックルン橋)の無償資金供与を決めた。

    castle
    castle 2010/06/27
    「外務省は問題を抱えるカンボジアの国道一号線の移転に関する補償単価の根拠も明らかにしておらず、なぜこの120億円のインフラ建設を円借款ではなく無償資金でやるのかと説明もしていない。しかも選挙の一日前」
  • 超映画批評『ザ・ロード』75点(100点満点中)

    『ザ・ロード』75点(100点満点中) The Road 2010年6月26日、日比谷シャンテにてロードショー 2009年/アメリカ/カラー/111分/配給:ブロードメディア 監督:ジョン・ヒルコート 原作:コーマック・マッカーシー 脚:ジョー・ペンホール 出演:ヴィゴ・モーテンセン コディ・スミット=マクフィー ロバート・デュヴァル ガイ・ピアース シャーリーズ・セロン ≪胃が痛くなるほどの絶望感≫ この前週公開となった「ザ・ウォーカー」と作は、世界設定もプロットもほとんど同じである。文明が崩壊し、やら石鹸が一番の貴重品。大事なものを抱えた主人公は、ひたすら目的地へ孤独な旅を続ける。 文明ならぬ国民生活が崩壊した世界を生きる現代アメリカ人は、当に悲劇のヒーロー気取りが好きなんだなと感心するが、2作のラストを見比べてみると興味深い。個人的には、やっぱり2010年の映画はこういうオチ

    castle
    castle 2010/06/27
    「彼らが求めるものは「生存」ではないのかも。人肉食に手を出さぬことで、人の世界にとどまっている。「善」なる火を心の中に灯し続ける」「絶望の描き方が抜群に巧く、同時に希望の匂わせ方も憎らしいほどに巧い」