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ブックマーク / essa.hatenablog.com (68)

  • 残業代を払えない経営者は無能である - アンカテ

    「残業代が出ないなら、ボーナスを貰える会社に移ればいいのに」 と言ったら、現代のマリー・アントワネットだろうか。 しかし、労働者の労働に正当な対価が払われないとしたら、可能性は二つ。 労働者の生み出す価値が搾取されている 労働者の労働が価値を生み出してない マルクス・レーニンの時代には、主な問題は1だったけど、生産手段が安価になった今は2の方が問題だ。そして、2の原因は二つ。 労働が価値を生まないのは労働者が無能であるから 労働が価値を生まないのは経営者が無能であるから 個別には労働者が無能だから価値が生まれないケースもあるだろうが、日全体の問題として考えるなら、大きな要因は2である。「国際競争力の強化」とか言うけど、その言い訳がそのまま事情を暴露している。学ぶ機会や情報の少ない発展途上国の労働力より、はるかに優秀な労働力を大量に与えられていて、それに見当った価値を生み出す場を創り出せな

    残業代を払えない経営者は無能である - アンカテ
    castle
    castle 2007/01/30
    「勝海舟は、幕府の偉い人に「アメリカとはどんな国だ」と聞かれて、「我が国と違って、賢い人が将軍になる国でございます」と答えた」「シリコンバレーとは我が国と違ってバカには社長が勤まらない所」労働維新だ!
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - デュープロセスと2ちゃんねるは限りなく頼りなくても絶対必要なもの

    人のための憲法原論 このに面白いことが書いてありました。 「刑事裁判とは、検察、すなわり行政権力を裁く場である」というのは近代裁判の大前提なのですが、これもまた日人のよく理解できていないところです。(P43) 刑事裁判において裁判官は、「真実の探求」なんてことはこれっぽっちも考えてない。被告のことなんてどうでもいい。気にしているのは検察のみ。ひたすら、検察の言うことに間違いが無いか、鵜の目鷹の目でチェックする。 だから弁護人はいくら間違えてもいい。関係無い所に何回ツッコミを入れても問題ない。めくらめっぽうで100個ツッコミを入れて、そのうち一つでもまぐれ当たりして検察の言うことに矛盾や嘘が発見されたら被告側の完勝、検察側の完敗だそうです。 裁判官はそういうジャッジをする。検察が100点を取ったかどうかだけを見てればいいんです。 「へえー」と思って、ちょうど話題になっているO・J・シ

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - デュープロセスと2ちゃんねるは限りなく頼りなくても絶対必要なもの
    castle
    castle 2006/11/23
    「「刑事裁判とは、検察、すなわり行政権力を裁く場である」というのは近代裁判の大前提なのですが、これもまた日本人のよく理解できていないところ」「裁判官は検察が100点を取ったかどうかだけを見てればいい」
  • 「真実の予言者」を批判すると「真実の予言者」ができてしまう話 - アンカテ

    真実の予言者ってのは、こんな感じの記事を機械が自動生成するプログラムではないかと思います。 (都議会議員初鹿あきひろ先生応援サイト)mumurブルログ:反核団体、平和団体の声明まとめ 13Hz!: 山谷えり子議員、今度はWikipediaを執拗に改変 ただし、これをいきなり全自動でやるのは、今世紀中には不可能です。でも、mumurさんにとっても13Hz!のわくたまさんにとっても、これらの記事そのものを書く時は、そんなに労力は使ってないでしょう。 お二人の創造性は、このネタに着目する時点で使われています。 つまり、「北朝鮮が何かした時には平和団体の動向をチェックしよう」とか「安倍政権の教育問題に関わるページには圧力がかかりやすい」ということを発見するのは、人間の仕事です。お二人とも、それに着目したのはこれらの記事を書く前のことで、ほぼ同様の着眼点で過去にヒット記事をいくつか書いています。 「

    「真実の予言者」を批判すると「真実の予言者」ができてしまう話 - アンカテ
    castle
    castle 2006/10/11
    「「ブログ登録情報」や「有識者の選択」と呼んでいる調整の為のパラメータは、全て数字だから合算してそれを総合することが可能」「作れば絶対儲かる」マスコミよりネットに信用が傾きがちな最近の気分からも怖い。
  • 「正しさ」の連結における局所的最適化と全体的最適化とシフトチェンジ - アンカテ

    ニセモノの良心 : SE法理学者を時代は求めている。 「議論がかみあってない」と言われてしまった。確かに、「シフトチェンジのある権力論」について考えるというエントリーについて、私は「現実に即した議論をしろ」と言われているというふうに理解したので、それは完全に誤読だったと思う。 でも、私から見ると、シフトチェンジのある権力論は、純粋に理論的なことを言おうとしてその例題としてYouTubeをとりあげたつもりだったのに、理論でなくその例題の方を問題にされているように感じたので、そういう応答をしてしまったのである。 まぁ汚い現実は置いておいて、法というのは理念から実際の運用までに 自然法⇔法理学⇔実定法⇔法運用 という道筋を辿る。 私がもともと問題にしているのは、この話の「⇔」の部分の正しさは誰がどのように保証しているのか?ということ。 これをプログラミングに置き換えても良い。各々のフェーズはほぼ

    「正しさ」の連結における局所的最適化と全体的最適化とシフトチェンジ - アンカテ
    castle
    castle 2006/10/11
    「たぶんグーグル世界政府は、局所的に最適化されている「⇔」を全体的に最適化するという話」「「全体的に最適化するからこれで我慢せい」といわれた時に反論できない」狂人化する世界の放牧システムとか?
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - 2ちゃんねるとフェミニズムが安倍批判で協力することは可能か?

    ワシントンタイムズという新聞が大々的に安倍支持のコラムを書いたそうです。 52歳の安倍氏が、彼が「新時代に相応しい憲法」と呼ぶものを追い求める中、日の軍国主義の復活などと、日の隣国は恐れる必要はない。独裁的で、民主主義を抑圧する中国共産党は、毛沢東の全体主義の下、日軍が殺したよりも遥かに多くの中国人の命を奪った過去がある。中国共産党は、大虐殺による中国人犠牲者について口を開く時は、鏡を見るが良い。 420 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/10/04(水) 00:49:00 id:Wvwz7S9P 正論は正論だけど なんか薄っぺらいな。 産経のイラク戦争マンセー記事と同じ匂いがする 私もこの方と同じ感想を持ったので、このスレを読んでみたら 438にQ&Aが http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/11598

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - 2ちゃんねるとフェミニズムが安倍批判で協力することは可能か?
    castle
    castle 2006/10/09
    統一教会は銀英伝でいえば地球教? 2ちゃんは安部支持多いというよりも最近は工作合戦の場にしか見えないので、特に政治関係はリアル人狼になってる風に読むと面白かったりw
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - 技術大国日本を食い物にしたのは誰だ!

    日立製作所、550億円の黒字が赤字にという話は、酔うぞさんによると 今回発表した2006年前期の業績予想は 修正前  売上高 4兆5900億円、営業利益 560億円 修正後  売上高 4兆6600億円、営業損失 170億円 です。 これに、1000億円・2000億円といった賠償額が掛かってくるとかなり大変なことになりますね。 ということで、これはただごとではありません。 一件の設計ミスが何千億円もの損失を生んでしまったということなので、この突出した大失敗をどこまで一般化していいものかとも思いますが、失敗学的に言えば、表面化した一件の事故の背後には、たくさんの隠れたミスがあるそうですから、何かが起こっている気がします。 蒸気タービンのような歴史の長い装置に事故が起き、それも原因が設計上の問題というようなもの作りの上流の話になって来ますと、どうしてだろうと思わざるを得ません。その歴史が長いこと

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - 技術大国日本を食い物にしたのは誰だ!
    castle
    castle 2006/09/18
    「戦後の日本には、非常に非論理的で献身的な技術者や医者がたくさんいたのです。彼らの成果だけをかすめとって、彼らが非論理的で献身的であったことを笑う文化を作ったのは誰でしょうか?」だれだろう?
  • 小泉政治は我々の合意の原点 - アンカテ

    小泉内閣の政策に一切不満が無い人はほとんどいないだろうし、いたらちょっと不勉強だと思う。しかし、たくさんある小泉さんへの不満を一つに糾合して大きな勢力を作ることはできないだろう。それは民主党に人がいないという問題ではなくて、小泉さんの作りあげた大きな合意よりもっと大きな合意は現状では存在しないということだ。 しかし、小泉さんは中庸という言葉から最もかけ離れた人でもある。小泉さんが自民党のまん中にいるとか日の有権者のまん中にいたとは、とても言えない。むしろ、そういうポジションにいたのは、民主党の岡田元代表だろう。岡田さんは、民主党の中でほぼ左右の中心にいたし、ベテランと若手の間でもちょうど中間にいた人だと思う。民主党のまん中にいたことが、岡田さんの存在価値であった。だが、結果的に見ればそのために、前後左右から均等に圧力を受けて、まん中から一歩も動けずにあの人は終わってしまった。 民主政治

    小泉政治は我々の合意の原点 - アンカテ
    castle
    castle 2006/09/18
    「橋本さんはよくこんな危険な人を大臣にしていたなあと思うけど、これはむしろ小泉さんの言うことに現実味がなかったからだろう」「経験年数の割に実務能力がない人にすれば~橋本派的には望ましい」
  • スサノオ神話でよむ日本のネット事情 - アンカテ

    棒磁石を真ん中で半分に折れば、片方がN極だけの磁石でもう一方がS極だけの磁石になるかと思うと、そうはいかない。両端にS極とN極を持つ普通の棒磁石が二つできるだけだ。 子供をS極だけの人間にすることはできない。磁気単極子を作るというような意味で「子供を教育する」ということはそもそも無理難題である。S極を植え付けることには成功しても、反対側にN極を持つ人間になってしまう。親が自分のことをS極の人間だと認識していても、実は背中にN極を背負っているからだ。「子は親の背中を見て育つ」という格言は、このことを言っているのではないだろうか。 磁石と人間はよく似ていて、ある特性を持とうとすると同時に、その正反対の特性も持ってしまう。自分がいい人であると思えば背中に悪い奴が見えるし、強い人間になろうとすれば背中には弱い人間が現れる。自分は自立しているつもりでいても、背中には依存の顔がある。S極とN極に引き裂

    スサノオ神話でよむ日本のネット事情 - アンカテ
    castle
    castle 2006/09/13
    日本神話を元型として日本人が語られると大抵忘れられるツクヨミに同情。匿名というメタさはツクヨミ的な気がするけど、最近は工作がひどくなったせいかブログやSNSにメタ性が移行してるような。
  • 時計の存在とネットの存在が要請する社会人としての常識 - アンカテ

    「時間を守る」ということは、社会人としての常識の基中の基である。 しかし、Wikipediaの時計の歴史によると、ゼンマイが発明されて時計が携帯できるようになったのは、1500年頃だ。そんな時代に「時間を守れ」と言ったら、「そんなこと絶対不可能」と思っただろう。いや、まず「時計」なんてものを見たこともなくて、「時間を守れ」という倫理が何を意味しているか理解不能な人が大半だったはずだ。そして多少は意味が通じるようになっても、時計なんて高価なものを買えるのはごく一部の特殊な人であり、性格が良くて勤勉でも「時間を守らない」だけで人が失業するなんて時代が来るとはとても想像できなかっただろう。 「時間を守る」という概念が一般化したのは産業革命以降のことである。大勢の人が工場で生産活動をするようになってはじめて、そういうことが一般人に要請され、同時に、その気になれば時間を守ることができるようになっ

    時計の存在とネットの存在が要請する社会人としての常識 - アンカテ
    castle
    castle 2006/09/06
    「時計を与えられたら時間を守るべきで、ネットを与えられたら知をシェアするべきである」シェアするのは無自覚なメタ虚構だったりして。メタ虚構って何さ。
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - RiyaはRiyaの技術の最もつまらない応用例でしかない

    タイトルを思いついてから、念の為、Riyaのサイトを久しぶりに見てみたけど、予想以上にひどかった。 ひととおり見ても、何ができて何が嬉しいのか全くわからない。変にAjax使ってて、悪いインターフェースの見みたいだ。Riyaを知らない人は、CNET Japanの記事の方を見た方がいいだろう。 よくわからないけど、写真から顔が認識できるということが凄い技術であることは間違いない。でも、この技術の可能性はRiyaのサイトを見ても全然わからない。 これは、Flashという技術を作り出した人が、Youtubeやのまネコのことを予想できなかったのと同じだ。 YoutubeがRiyaを買収したら、かなり面白いことになるような気がする。あの膨大な動画の中にある顔が全部自動認識されて、同じ顔が相互にリンクされるのだ。 同じ人物が登場している動画の関連づけで、たとえば、辻と加護が関連していることなんかは、動

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - RiyaはRiyaの技術の最もつまらない応用例でしかない
    castle
    castle 2006/08/03
    「「それが何であるか」は言えない癖に、「それが必ず出現する」と断言するのが、Web2.0的思考である」2.0でなくてもイノベーターは昔からそうだった気がする。
  • Googleがしている明白に邪悪なこと - アンカテ

    Google論は一筋縄ではいかない」というのが私の持論ですが、現在、Googleは明白に邪悪なことをひとつしていると思います。 それは、悪徳商法?マニアックスに関するGoogle八分問題を解決しないまま、「不当な検閲はしてない」と日法人の社長がメディアを通して訴えていることです。 悪徳商法?マニアックスのGoogole八分は現在も継続中(こちらに出ている方法で誰でも確認できます) 一方、Beyondさんの個人情報晒しについては放置、謝罪等も無し 佐々木俊尚氏のグーグルGoogle 既存のビジネスを破壊するでもこの問題が取りあげられている 「不当な検閲はしてない」とメディアを通してアピールしている この4点のどれかが欠けたら、私としては「明白に邪悪」とは言えないと思います。私企業の公的な責務は、経営者の判断にゆだねられる部分が大きく、このような前例の無い問題は、コンセンサスを得るまでに

    Googleがしている明白に邪悪なこと - アンカテ
    castle
    castle 2006/07/28
    Google八分。
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - 「スモールビジネスの国」と「強者と弱者の国」

    アメリカでは、「スモールビジネス」というのがこれから流行るみたいです。 ベンチャーのように大金を集めない バブリーに稼ぐのではなくて、小さいことを武器にして小回りをきかせて稼ぐ 経営者(創業者)のアイディアと情熱と信念による経営 成長指向ではない というタイプの小さな会社による新しい経済が急速に伸びているが、気づいている人はあまりいない、というような話が、Rex Hammockという人のブログに出ています。派手な資金の動きがないから見過されているが、実はそういう層が厚みを持って育っているそうです。 この人がやっている My Business Magazine という雑誌で、37 Signals の Jason Friedさんをインタビューしたそうで、そのことが彼のブログのMy Business Magazine: The Next Small Thing - Signal vs. Nois

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - 「スモールビジネスの国」と「強者と弱者の国」
    castle
    castle 2006/07/27
    「自分が使うようなサービス(製品)を作れ」「自己資金で行け」「必要な機能を網羅したリストを作って、半分だけ実装せよ」『会議は捨て』wwww
  • 映像がURLで細切れに参照されたらテレビが死ぬ - アンカテ

    ITmedia News:「このビデオのここから見て」がGoogle Videoで可能に Life is beautiful: YouTubeが違法なら、ソシアル・ハードディスク・レコーダではどうだろう キャズムを超えろ! - UIE中島さんの【ソシアルビデオクリッピング付きHDDレコーダ】エントリで極秘社内企画書が公知のものとなってしまったのでヤケクソになって企画書を公開! Web 2.0対応家電はいつ登場するか:ITpro 音楽配信メモ YouTubeコラムをNIKKEI NETに寄稿して思ったことなど テレビの権益とは、映像のコピペ権ではなくて、映像をパッケージングする権利である。 Youtubeが問題なのは、コピペし放題なことが問題なのではなくて、URLで映像の断片を指差すことが可能になって、それがブログと同様の参照のネットワーク取りこまれてしまうことだ。コピペ権はそれを防ぐ為の口

    映像がURLで細切れに参照されたらテレビが死ぬ - アンカテ
    castle
    castle 2006/07/26
    「テレビの権益とは、映像のコピペ権ではなくて、映像をパッケージングする権利である」
  • ロングテールな弱者共闘のコストの話とバックラッシュにメディアアウトで対抗しててOKな業界の話 - アンカテ

    なるほど、リベラルというのはたこつぼのロングテールだということか。ロングテールのちりを集めているのが民主党で、ヘッドで勝負をしているのが共和党、そう考えると分かりやすい。 このアナロジーを使うと、バックラッシュ論争のひとつのポイントは「弱者共闘の品揃えを増やすことのコスト」がどれくらいのものかという話になるのではないだろうか。 それが、Life is Survival @はてな - Masao さんとのやり取り 3にリンクされている、一連のエントリーにあらわれてきている。 こうして脱オタした僕は「強者」になることができました(少なくとも以前よりは)。これは僕にとって、とても嬉しいことでした。 でも同時に、僕はこうも思いました。僕が脱オタしたときにやった「自分改造」ってなんだったんだろう、と。 「改造」以前の自分は、確かに「若者男性らしく」はなかった。でも、それってそんなに「悪い」ことだった

    ロングテールな弱者共闘のコストの話とバックラッシュにメディアアウトで対抗しててOKな業界の話 - アンカテ
    castle
    castle 2006/07/26
    「この対立は「共闘」という言葉に対する、「ヘッド指向」と「ロングテール指向」のスレ違いではないかと言うこと」
  • 負けず嫌いの慈善 - アンカテ

    ワールドカップを見て思うことは、やはり一流の選手は皆負けず嫌いだと言うこと。そして、超一流の選手はだいたい負けず嫌いの程度の超一流。 そしておそらく、負けず嫌いの程度においては、超一流のサッカー選手にも負けない超超負けず嫌いのビル・ゲイツが慈善事業を始めることには、もっと注目すべきである。 これを「WEB2.0競争でGoogleやYouTubeに負けることが見えてきてボロが出る前に逃亡したのだ」と見るのは違うと私は思う。もちろん、状況は不利だと思うし、株価に影響するからそれをそのまま言えなくても、ゲイツも同じように考えているとは思う。ただ、ゲイツには潤沢なキャッシュがあるのだから、それを使えば、いかに時代からはずれようともマイクロソフトを支えることはできる。長年蓄積した有形無形の資産をそういうふうに吐き出してしまう会社も多いから、ゲイツがそれをしたって、非難されることはないかもしれない。

    負けず嫌いの慈善 - アンカテ
    castle
    castle 2006/07/13
    「彼らの送る援助物資はゲイツの敷いた鉄道や道路で送られる」「負けず嫌いのゲイツは、これから、そういう彼の未来の後継者と競争するのである」
  • The World *IS* Flat - アンカテ

    書で一番印象に残ったのは、著者がこのを書くのに使ったデルのInspiron 600シリーズノートパソコン製造番号9ZRJP41がどのように製造されたのかを、デル自身に調査を依頼して書かれたレポートだ。 そのレポートは、著者自身が、2004年4月2日にデルに電話をして、セールス担当のムジュテバ・ナクビ(コールセンターはインドにある?)にオーダーする所からはじまる。その注文は、マレーシアのペナンにあるデルの工場に流れ、工場の隣にある部品の物流センターから必要な部品が工場に送られる。 インテル・マイクロプロセッサーは、フィリピン、コスタリカ、マレーシア、中国のいずれかのインテル工場から出荷される。メモリーは、韓国企業(サムスン)の韓国工場または、台湾企業(ナンシャ)の台湾工場、ドイツ企業のドイツ工場、日企業(エルピーダメモリ)の日工場のいずれかから供給される。グラフィックカードは、中国

    The World *IS* Flat - アンカテ
    castle
    castle 2006/06/20
    「経済的には「フラット化」は不可逆に進行しており既に現実である 」
  • 「愛のひだりがわ」を読め! - アンカテ

    経済の停滞、創造性の減退、治安の悪化、モラルの崩壊等が極端にひどくなれば、どこかで破滅的な結果をもたらすだろう。その後何が起こるかは予想できないが、破滅の後にはいくらかでも再生の可能性もある。しかし、これらがこのままゆるやかゆるやかに、慢性的に進行したら、日は住みにくいイヤ〜な国になるに違いない。大人にとっても楽しい状況ではないが、そのような貧しい国、経済的にも貧しく、こころも貧しい国に生まれた子供たちには、どのような希望があり得るだろう。 筒井康隆は、そのような近未来の貧しい日を舞台にして、非常に希望に満ちた物語を書いた。 ちょっとでもツツイのことを知ってる者が、この「愛のひだりがわ」という小説を手に取ったら、まず字がでかくて漢字にはふりがながふってあることに驚くだろう。これはいったいどのような冗談なのかと思って読んでいくと、エロもグロもSFもパロディもドタバタも超虚構も出てこない。

    「愛のひだりがわ」を読め! - アンカテ
    castle
    castle 2006/06/13
    経済の停滞、創造性の減退、治安の悪化、モラルの崩壊等が極端にひどく、慢性的に進行した、貧しい日本を舞台にして、非常に希望に満ちた物語。ひとりの少女が、さまざまな体験をして成長していく児童文学
  • 村上ファンドの破綻から「成長」ということを考える - アンカテ

    村上ファンドの問題を自分なりに解説みたいと思う。 まず「ファンド」というのはどういう仕事か。非常に簡略化して言えば次のようなものだ。 ある会社に、全く役に立たない役員がいたとする。この役員は給料を1億円ももらうくせに、会社にとって利益になることを何もしない。それどころか、ことあるごとに有能でやる気のある社員の仕事に余計な口を出してやる気をそぐ。しかし、この役員が無能で有害であることは、簡単にはわからない。 ファンドは、こういう会社を探してその会社の株を買う。大量に買う。たとえば、時価総額100億円の会社だったら50億円出して、株を半分買ってしまう。そうすると、取締役の人事に対する決定権が生じるので、その無能な役員をクビにすることができる。 無能な役員をクビにしたことで、その会社の利益は1億円増える。株価というのは利益に連動するので、利益が1億円増えると株価が20億円増える。半分持っているフ

    村上ファンドの破綻から「成長」ということを考える - アンカテ
    castle
    castle 2006/06/06
    「資本というものは無限に増殖を要求する性質がある」地球規模で考えるとガクブル
  • 政策的にEXCELからWikiへの置きかえを誘導せよ! - アンカテ

    日経 PC 21 とかいう雑誌の中吊り広告で、 万能エクセルでワープロ要らず! とかいう強烈な特集を見つけてしまいました。頼むから、Excelをワープロ代わりにするの止めて欲しいです。パソコン音痴のオジさん社員に変なこと教えて、後ろ盾しないで欲しいです。 プレインテキストでメールすれば済むことなのに、もったいぶってExcelのファイルが添付されてきて、中を見たらスプレッドシート上にテキスト枠が一つ貼られていて、そこに今週の予定が箇条書きされていた、なんてことは日常茶飯事です。 これ、よくわかるなあ。我々の業界でも仕様書をExcelで書く人が多くて困っている人も多いみたいだし。 前にもXOOPS上のWikiでEXCELを駆逐できないかという記事を書いたことがあるけど、Excelにかけているエネルギーの10分の1でも使えば、普通のオフィスの業務なんて、楽々Wikiでこなせそうな気がする。 つい

    政策的にEXCELからWikiへの置きかえを誘導せよ! - アンカテ
    castle
    castle 2006/05/25
    「市場にまかせておいたら、個々のプレーヤーの局所的最適化が全体として不適な解や不安定な解に収束してしまうケースだ」
  • 「オオヤケ」的階層化のYahooと「Public」でフラットなGoogle - アンカテ

    成城トランスカレッジ! ―人文系NEWS & COLUMN― - 『家族の痕跡』読書会チャット報告が面白い。 たくさんの興味深い論点があるが、一番興味を引かれたのが、主として井出草平さんが提起されている「『オオヤケ』と『Public』」という観点。 日人はもともと社会と直接接続する回路を持っていない。自分はまず「家」の一員であり、家を代表する家長が会社という「オオヤケ」に接続している。でもその家長も会社の中では、単なる「ワタクシ」の一員としてふるまう。会社が公的な存在であるのは、社長が会社を代表して、例えば業界という「オオヤケ」に接続しているからだ。 この図を見た方がわかりやすいかもしれない。 日人にとって社会参加とは、この階層構造のどこかにポジションを得るということである。 一方「Public」とは、全ての成員が同一の立場で直接接続するものである。西欧近代の社会はこの意味での「Pub

    castle
    castle 2006/05/25
    「『オオヤケ』と『Public』」「日本人にとって社会参加とは、この階層構造のどこかにポジションを得るということ」「「Public」とは、全ての成員が同一の立場で直接接続するもの」