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ブックマーク / white-cake.hatenadiary.com (21)

  • FF13の感想で始まる年明け - wHite_caKe

    新年あけましておめでとうございます。 1月1日、元日。こんな日は2009年を厳かに振り返り、2010年の抱負を知的に述べた文章を美しくまとめてブログに載せるのが私の思う「あるべき大人の姿」であり、そういった大事業に二分ほど取り組んでみたのですがあっさり挫折しましたので、ゲームの感想を書きます。 もうあちこちにいろんなかたの感想がアップされていると思います、あの大作ゲームFF13の話です。 FFやりたいなあ、オフラインのナンバリングタイトルをPS3でやりたいなあ、と思い続け待ち続けていたその願いはついに叶えられ、FF13が先日発売されました。 私は発売日前日、PS3体の埃を丁寧にブラシで払い、キーボード掃除用のウェットティッシュでコントローラーを隅々まで拭き、その後液晶画面専用ウェットティッシュでテレビを綺麗にして、翌日に備えました。 セキゼキさん(仮名)は、FF13のプレイ中断時間を最小

    FF13の感想で始まる年明け - wHite_caKe
    castle
    castle 2010/01/08
    「「FF13はつまらなかった」と切り捨てるには、十一章からのFF13は面白すぎるんですよね……最後までつまらなかったなら、話は簡単なのに。そうして思うのは、FF13というのは何か悲しいゲームだな、ということです」
  • 暗号ゲームと拡大解釈。曖昧な境界線の上で - wHite_caKe

    レイプ被害についての様々なやりとりが最近、あちこちを賑わせているのです。 この手のやりとりの恐ろしいところは、盛り上がれば盛り上がるほど、男と女というのが無闇に対立するような構造になりやすいところだと思っています。おまけにその構造は男は加害者、女は被害者みたいな二元論ぶりでおまけにその場合の男と女って、ヘテロ前提ですが何か?風に語られている気がして、それもまたよくないよねえ、と感じます。 そしてさらに、しばし待たれよ、ほんとにこの手の性犯罪と自衛を結びつけた議論において、男女は必ず対立するものなのですかどうなのですかそのへん。 『24人のビリー・ミリガン』において、レイプを行った加害者たる人格はアダラナという名の19歳女性の人格だったりすることを思い出したりして。 さて、レイプの話になると、自衛すべきだという意見は、大体こんな風になるのではないかと思います。 「もちろん加害者が悪いのは確か

    暗号ゲームと拡大解釈。曖昧な境界線の上で - wHite_caKe
    castle
    castle 2009/12/13
    「おれが恐れているのは、性犯罪の被害者として名乗り出た人が絶対的な弱者となり、その人を尊重するのが正義となること」「相手のちょっとした態度やしぐさを希望的に拡大解釈することは、誰にでもあり得ること」
  • ある種のドッペルゲンガーみたいな〜その2〜 - wHite_caKe

    はじめに 一年以上前に書きかけで放置してしまったがゆえに 「もうこれの続き今更いいよね」 と思い始めていたのですが、やはりそうでもないようで 「ドッペルゲンガーの話の続きはどうなったのでしょうか」 というメールその他をいただきましたので、続きを書かせていただきます。 なお、私の当時のサイトを発掘されたりしたくない願いを込めて、事実はいつものごとくそれなりに改変してございます。 あらかじめご了承ください。 ちなみにその1はコチラでございます。 文 さて、私が妹のシロイ・サイキ(仮名)に助けを求めようと考えたのには、理由がございました。 というのは、我が妹サイキは昔からかなりのネット力(今作りましたこの単語)を誇るツワモノであったのでございます。 複数のサイトを精力的に運営してどのサイトでもアクセス数を着々と集め続ける、私にとって最も身近なネットカリスマ、それがシロイ”電脳ミストレス”サイキ

    ある種のドッペルゲンガーみたいな〜その2〜 - wHite_caKe
    castle
    castle 2009/09/13
    「愚かな味方は賢い敵より始末が悪い」
  • 違いのわからない女 - wHite_caKe

    以前ある用事があって、何人かの友人と連れ立って、一面識もないドミノさん(仮名)という年配の男性のもとをたずねたことがありました。 ドミノさんは資産家の家に生まれ、ご自身も商売で成功したという裕福な方です。多少気難しさを持った方だと伺っておりましたので、私たちは全員緊張しておりました。 客間に通された私たちはぴんと背筋を伸ばし、ドアを見つめてドミノさんがいつ現れるか、ひたすらに待っておりました。 突然、ばたん、とドアが開くと、紅茶の香りがふわりと流れ、数人の女性がいっせいに部屋に入ってきました。 ある女性はティーカップが並んだ銀の盆を持ち、ある女性はケーキを持ち、ある女性はクッキーの入った皿を、ある女性は冷たい水の入ったコップとガラスのピッチャーを持っていたような気がします。 彼女たちは微笑みながらてきぱきと部屋の中を動き回り、気がつくと私たちの前にはケーキと紅茶とお冷の入ったコップが並び、

    違いのわからない女 - wHite_caKe
    castle
    castle 2009/08/21
    「(ハーレムを作りたい人間は)様々なタイプの人間をバラエティ豊かに取り揃えようとする人間と、一つのタイプの人間だけを執拗に集め、更にその人間たちを似せようと努める人間の、どちらが多くなるのでしょう」
  • 偉くなくても強くはなれる - wHite_caKe

    はじめに 今回のお話は、諸々の事情をかんがみまして、だいぶ事実を改変しております。 フィクションと思ってお読みください。 あなたが実際に似た話を知っているとしても、それはおそらく偶然の一致であり、この話とは無関係です。 文 シロイさん、駅までなら送っていこうか? いいのよもう、どうせ通り道なんだから。それに誰かとお話しながら帰る方が楽しいでしょ。遅い時間なんだし、このへんは道が暗いし、駅まで歩くのは危ないでしょ。だから遠慮しないで。 ふふ、いいでしょう、この車。最近、かなり契約、とれてるからね。思い切って買ったの。実はこの車を誰かに自慢したかった気持ちもあったりして。だって私、この車見るたびに思うのよ、自分はここまで来れたんだなって。ほんと、嬉しくって。 この仕事、最初の頃は辛かったけどねえ。私は営業の才能がないって、何度思ったか。契約なんてとれなかったし、お給料もちょっとしかもらえなく

    偉くなくても強くはなれる - wHite_caKe
    castle
    castle 2009/08/13
    「あのね、人間て別に、稼いでるほうが偉いわけじゃないのよ。でもね稼いでるほうが、強いの。だってお金って、すごく強いでしょう?」「強い立場にいる人間が、その強さを使わないでいるのって、とても難しいから」
  • ある種の会話テンプレート封じ - wHite_caKe

    私、昔から何十回と無く繰り返して、嫌になってしまった、ある種の会話パターンがあるのです。 「シロイさんてさー、いかにも料理しなさそうだよねー(ニヤニヤ)。絶対しないでしょう」 「絶対しないってことはないすよ。一人暮らしの人間がまともなもんを安くべたいなら、自炊は良いことですからねい」 「うっそだー。絶対しないよシロイさーん。あのさあ、インスタントラーメンゆでるくらいのことは、料理って言わないんだよ?(またしてもニヤニヤ)」 とのたまう男性が多いのはマジでどうしてなのかしらん? ちなみに女性にこれを言われたことはありません。女性には逆に「料理好きそうだよね」と言われることがあるのですがー。 「いや、インスタントラーメンゆでるときだってありますけど、もうちょい手をかけることもございます」 「ふーん。じゃあさ、最近なんか作った? ナニ作った? 答えられないでしょ! ねえねえ!!」 「昨日の夕

    ある種の会話テンプレート封じ - wHite_caKe
    castle
    castle 2007/05/20
    「ベーコン:タッパーにうんと濃い塩水を作り、その中に豚肉のかたまりを入れて、冷蔵庫で寝かす。期間は3日から一週間。タッパーの塩水を捨て綺麗な水に浸けて塩抜き2時間。薄くスライス。冷蔵庫に一日放置、乾燥」
  • 好きなひとにそんな質問されたいぞ私は - wHite_caKe

    くるさりんど - 「私のどこが好き?」と訊く女はどう答えたら一体満足なのか? 「私のどこが好き?」という質問は禁じ手にして欲しい。 じゃあ「私のどこが好き?」と訊く女はどう答えたら一体満足するのか? えー、これ男女逆にして考えたときに私、自分が好きな男性に、「おれのどこが好き?」とか言われたら、ちょう張り切って答える絶対、すげえうきうきするよもう、だって普段自分が思っていること全部言ったらびっくりされてひかれちゃうだろうなあ、と思いながら控えて控えて生きているわけで、それをこんな風に好きなだけ表現できる機会が与えられたら、それははっきり言って、「嵐の解禁」みたいなもんですぜダンナ。 「目が好きで、鼻が好きで、耳のかたちが好きで、眉間のしわが好きで、においが好きだよ。声が好きで、しゃべり方が好きで、言葉の選び方がとても好き。ぶっきらぼうに言葉を投げつけるときも好きだけど、少し恥ずかしそうに優

    好きなひとにそんな質問されたいぞ私は - wHite_caKe
    castle
    castle 2007/04/03
    「すげえうきうきするよもう、だって普段自分が思っていること全部言ったらびっくりされてひかれちゃう」「好きなだけ表現できる機会が与えられたら、それははっきり言って、「嵐の解禁」みたいなもんですぜダンナ」
  • wHite_caKe - ヒト付き合いのコツなんてものを熟知しているワケじゃないが、それでも昔よりは判ることが多くなった。ような気がする。かもしれない

    「包丁で刺されそうになったりする話(私がでは無い)」という記事を読んだらなんかもう、すごくいろんなこと考えちゃったのですが、そのとき不意に、以前自分が作成した 「指導者のためのハウツー」 という文書のことを思い出しました。 私は学生時代マジックサークルに所属していまして、引退して卒業した後も、ワケあって延々とサークルに顔を出し続け、大勢の後輩の演技指導(というほどたいそうなものではない)をした人間です。 で、そういうことを続けていると、なんとなくナニカが見えてくるのですよ。 「熱心で真面目で善良なOBがやみくもに後輩の演技指導をすると、たいていの場合嫌われる」 というのは、私が数年間の指導経験もどきを経て、得た実感の一つです。 なんでそういうことが起こるかというと、これは正論ちゃんが疎まれるのと理由は同じで、そういう人間はしばしば押しつけがましいんですよ。だから嫌がられちゃう。 これは非常

    wHite_caKe - ヒト付き合いのコツなんてものを熟知しているワケじゃないが、それでも昔よりは判ることが多くなった。ような気がする。かもしれない
    castle
    castle 2006/12/29
    「欠点指摘は一つに絞る」「この言葉は自分が気持ちよくなるためのものじゃないのか、と常に疑う」「長所と短所は裏返し。欠点が一つの味わいに昇華されるということも」「私たちは対等で、決定権は相手にある」
  • セキゼキ的モテる男考察をちょびっと - wHite_caKe

    セキゼキさん(仮名)と昨夜、スカイプしてましたら、彼がなかなか含蓄に深い台詞を口走りましたので、ここに記録。 「結局ねえ、モテる男ほど勘違いしやすいんだよ。そして、勘違いするからこそ、モテる部分もあるんだよ」 「おおおっ? それって、世間で言われていることの逆っぽくない? 勘違いはうっとうしいっていう定説のほうが、世間では一般的のような? 興味深いからちょっと詳細を聞かせて」 「だってね、たとえば、ある女の子がある男に、ちょっと親しげなそぶりを見せたとする。そういうときに、モテる男ってのは、今までの成功体験があるから、『あ、この子おれに気がある』って思いやすいワケ。だから、モテる男は勘違いしやすい」 「ああーなるほどね。その子が単に人懐っこいタイプで、マッタク他意がなかったとしても、今までの歴史から、そう判断してしまうワケね。だから勘違いも自然と増えちゃうんだ」 「そう。そんで、しかも、ス

    セキゼキ的モテる男考察をちょびっと - wHite_caKe
    castle
    castle 2006/11/13
    「『あ、この子親しげだな……きっとおれに気があるな』と思う男と、『親しげだけど……でもまさかおれが好かれるわけないから考えるのやめとこう』とか思っちゃう控えめな男、どっちがモテに繋がるかは、明白」
  • ゲームの名は「屈辱」 - wHite_caKe

    デヴィッド・ロッジの『交換教授』という作品の中に、「屈辱」という名のゲームが登場します。 ルールは簡単。 ゲームの参加者は、「とても有名で大勢のひとが読んでいるけれど、実は自分はまだ読んでいない作品」の名前を、順番にあげていきます。 他の参加者が一人その小説を読んでいればポイント1。二人ならばポイント2。を読んだことのある人間の人数分、ポイントが加算されていきます。 「オルコット。『若草物語』」 「え、お前あれ読んでないの? おれは読んだよ。1ポイントだな」 「あたしも読んだ……これで2ポイントか」 とか 「『暗夜行路』は?」 「おれは読んでない」 「読んでないなー」 「あら、誰も読んでないね。チョイスがちょっと渋かったかな。ポイントゼロ。」 とか、そんなふうな会話を交わしながらゲームは進んでいくわけです。 そしてゲームが終わったとき、勝者は 「誰もが読んでいるようなをその場で最も読ん

    ゲームの名は「屈辱」 - wHite_caKe
    castle
    castle 2006/10/08
    貧乏人の屈辱。
  • なりたいものとなれるものはチガウらしいねどうやら - wHite_caKe

    友人のセキゼキさん(仮名)と喫茶店に行ったときのこと。 「おれはね、昔、非情な人間になりたかったんだ。なれると思っていた」 「ああ、確かに、初めて会った頃はちょっとそんなかんじだったね。なんかやさぐれた雰囲気を漂わせていたような? しっかし非情な男ってのは、変わった目標だよなあ」 「自分には非情な素質があると思っていたしね。まあそれも勘違いで、結局諦めるしかなかったわけなんだけど」 「非情な男になるのを諦めたの? なんで?」 「うーん、そうねえ、理由は一応あってねえ……」 セキゼキさんがそう言いかけたところで、ウエイトレスがコーヒーを持って現れ、会話は中断されました。 「んん、いい香り」 「ここのコーヒー、予想より美味いな」 呟きながらセキゼキさんが砂糖壺を開けました。 「ああっ」 「どうした?」 「虫が、虫があっ、虫がいるんだ、この中に」 私は砂糖壺をのぞきこみました。確かに小さな、点の

    なりたいものとなれるものはチガウらしいねどうやら - wHite_caKe
    castle
    castle 2006/07/26
    「「非情」ってのはなろうと思ってなるようなもんじゃなくて、些細な事の積み重ねで「いつの間にかなってしまってた」しかありえないものかもしれません」
  • 本当はすっきりできるグリム童話 - wHite_caKe

    これがみなさんにも賛同していただける意見なのか、私にはちょっと自信がないのですが。 「赤ずきんちゃん」と「狼と七匹のこやぎ」の作者は、女性であると、私は半ば確信しております。 少なくとも、 おおかみのおなかを じょきじょきと きりひらいて なかに おおきないしをつめ、そのあとを ぬいあわせました。 という残酷きわまりないくだりを考案したのは、きっと女性だ。間違いない。 どうして私がこんなことを考えているかと言うと、毎回生理というあのニクいあんちくしょうがやってくるたびに、「おなかのなかにいしをつめました」という文章を繰り返し思い出すからです。 男性にはあの感覚がわかって貰えない気がしますが(あと生理軽い女性にもわからないか)、私は毎回生理になると、お腹の中に突然小ぶりな漬物石が出現したような気がするんですよ。 その小ぶりな漬物石は、しかもその中心からじわじわと、確実に強烈な痛み物質を放射し

    本当はすっきりできるグリム童話 - wHite_caKe
    castle
    castle 2006/07/24
    赤ずきんちゃんで、狼のお腹に入れる石は生理痛の隠喩。おー、納得。そういえばサルカニ合戦の蜂栗臼は女性の見立てとかいう話も。
  • もし殺人鬼と戦わば - wHite_caKe

    この間、すごく気になる文章を見つけました。オーストリアのリンチ殺人に関する文章です。あ、不用意にリンク先読まないで下さいね。凄惨な事件がたくさんなので、気分が悪くなりますから。 で、リンク先読まない方のために、一応要約。 1974年、オーストリアで無軌道なティーンエイジャー三人組が殺人2件、婦女暴行2件、強盗22件といった具合に犯行を重ね、お年寄りを襲ってはぐちゃぐちゃにリンチして金を奪い、若い女性を襲っては殴る蹴るしては輪姦し、と悪逆の限りを尽くしたことがありました。 ところが彼らの前にある日突然偉大な存在が立ちふさがり、その犯行に終止符を打ったのです。 その部分を丸ごと引用します。 8月30日、68歳の女性が裏通りを歩いていると、向こうからやってきた三人の少年のひとりが、ものも言わず彼女の頭を殴った。 怒った彼女はハンドバッグを少年の顔に叩きつけ、殴り倒すと、喉笛を蹴りあげた。あとのふ

    もし殺人鬼と戦わば - wHite_caKe
    castle
    castle 2006/07/07
    「倒れている少年も起きあがりそうだったので、老婦人は少年の顔面をもう一度蹴っておとなしくさせた」「命を賭けた戦いを無数に潜り抜けてきた猛者としか思えません」
  • 時々、会いに行く - wHite_caKe

    息が詰まるような暗い夜、自己嫌悪で気持ちがぐんぐんと急降下している自分に気付き、何もかもを終わらせたいと願うとき。 私は時折、『彼女』に会いに行きます。 小学校一年生の『彼女』のクラスには、普段はにこにこしているのに、怒りが体内に満ちると、おそろしいほど粗暴な振る舞いに及んでしまう少年がいました。 身体が大きくて力の強い彼が暴れ始めると、クラスメートは全員、彼の傍から逃げ出します。机と椅子を倒し、ノートを引き裂き、暴れ、目に入るものを全て殴りつけ蹴りつける彼は、皆から恐れられていたのです。 ある日、彼はいつものように怒りの発作に見舞われ、クラスメートの女の子を殴りつけたあと、髪を掴んで床に引き倒すと、どかどかと蹴りを入れました。 大人のいない教室で、子どもたちはどうすればいいのかわからず、壁際に集まって目を見開き、震えていました。 女の子は泣き声をあげ、彼はうつぶせに倒れたまま身動きできな

    時々、会いに行く - wHite_caKe
    castle
    castle 2006/06/03
    。。・゚・(ノД`)・゚・。
  • ヒーローはここに - wHite_caKe

    ヒーローがいない、と君はこぼす。 辛いのに、苦しんでいるのに、誰も助けにきてくれない。 仕方のないことではあるけれど、それでもヒーローがいてくれればどんなにいいかと思うよ、と。 誰も自分を救ってくれないというのは、なんて孤独なんだろうね、と。 ああだけど君、それは違う。 ヒーローはいるんだ。当にいるんだよ。私はそのことを知っている。 この世界には君を救うために知恵を絞り、死力を尽くす、君専属のヒーローがいるのさ。 ただまあ……そのヒーローは君にとっては確かに少し、頼りなく思えるかもしれないけどね。 空も飛べないし、怪力の持ち主ってわけでもないし、超能力も持っていない、 ごく当たり前の、生身の人間なんだよね、君のヒーローは。 それじゃ物足りないって? まあ、その気持ちもわかるけど。 けれど生身のヒーローというのはある意味、誰よりも勇敢だと、言えるんだよ。 空も飛べない、力も強くない、もちろ

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    castle
    castle 2006/06/02
    。。・゚・(ノД`)・゚・。
  • 雰囲気クラッシャー - wHite_caKe

    過去 昔むかし、私がまだ自分の婚期について考えることすらしていなかった時代、私はサークルのある先輩(男性)に、ドライブに誘われました。 「台風が近づいているらしいから、海までドライブしない? 荒れている夜の海を見るのって面白そうじゃないか」 私は山奥で生まれ育った人間ですので、海に対して異常に熱いアコガレがあります。すぐさま承知しました。 海なんて、海なんてワクワクするなあ。海といえば潮の満ち引きだもんな! 潮の満ち引きといえば、月の引力が関係してる。考えると、月ってイロイロと神秘的なイメージだなあ、殺人事件の発生率が月の満ち欠けと関係してるっていうし。連続殺人犯は満月の晩に犠牲者選びに奔走するって話だよねー。満月と連続殺人犯……やばい、合うな、この組み合わせは。ルナティックキラーか、絶妙な響きだ。 という無理のない連想が私の脳内で起こり、私は約二時間のドライブの間中ずっと、連続殺人犯の話

    雰囲気クラッシャー - wHite_caKe
    castle
    castle 2006/04/18
    ロマンチック回路wwww
  • 私が男性だった頃〜完結編〜 - wHite_caKe

    注意事項 ※以下の記事は私の人生でかつて実際に起こったことが元ネタになっているんですけど、「現実世界というのは物語世界みたいに綺麗なオチがつくとは限らないし、それよりも大事なことは話が面白くなることだ、私は事実よりも娯楽性を重んじる!」というシロイの歪んだ信念によって、事実をある程度改変してあります。そのへんを踏まえた上でお楽しみください。 ちなみにその1はコチラ、その2はコチラ、その3はコチラ、その4はコチラでございます。 私が男性だった頃〜完結編〜 はじめてのオフ会参加を決めた私は、 「この事態を綺麗に解決する策はないか」 と思い悩み(しかし何を解決すべきなのかもよくわからない)、 「ああ、戦国武将が軍師を欲しがったわけだよ。あたしが今軍師欲しいもの」 とおそらくホンモノの武将が聞いたら「一緒にするな」と怒り出すようなことをぼやきながら、結局無策のまま、オフ会当日に臨んで……何事もなく

    私が男性だった頃〜完結編〜 - wHite_caKe
  • 私が男性だった頃〜その4〜 - wHite_caKe

    注意事項 ※以下の記事は私の人生でかつて実際に起こったことが元ネタになっているんですけど、「現実世界というのは物語世界みたいに綺麗なオチがつくとは限らないし、それよりも大事なことは話が面白くなることだ、私は事実よりも娯楽性を重んじる!」というシロイの歪んだ信念によって、事実をある程度改変してあります。そのへんを踏まえた上でお楽しみください。 ちなみにその1はコチラ、その2はコチラ、その3はコチラでございます。 私が男性だった頃〜その4〜 なぜ男同士で(ほんとは違うけど)、2ショットチャット? メリットないじゃん……これって「誰にも見られないところで秘密の話がしたい」ってことだよなあ。 どうしよう。「ぼくはゲイで、君が好きです」とか言われたら。 まあそのときは「実は女です。ごめんね」って言えばいいか。 などと思いながら指定されたURLに飛び、チャットルームに入室。 R>いきなり2人チャットに

    私が男性だった頃〜その4〜 - wHite_caKe
  • white_cake - 私が男性だった頃~その3~

    注意事項 ※以下の記事は私の人生でかつて実際に起こったことが元ネタになっているんですけど、「現実世界というのは物語世界みたいに綺麗なオチがつくとは限らないし、それよりも大事なことは話が面白くなることだ、私は事実よりも娯楽性を重んじる!」というシロイの歪んだ信念によって、事実をある程度改変してあります。そのへんを踏まえた上でお楽しみください。 ちなみにその1はコチラ、その2はコチラでございます。 私が男性だった頃〜その3〜 セルフイメージ調査の結果、みんながシロイをどう思っているか、大体のことがわかりました。 喋りが明るく好青年ぽい 女心をよく理解した発言が多く、フェミニスト的である (ほら、私、実は女ですから。そりゃ女心の一つや二つや三つや四つ、判らんでもないですよ) 話を聞いていると女友達が多い。→そういう男というのは大抵モテであるのに、そのモテを鼻にかけず謙虚である。 (ほら、私、実は

    white_cake - 私が男性だった頃~その3~
  • 私が男性だった頃〜その2〜 - wHite_caKe

    注意事項 ※以下の記事は私の人生でかつて実際に起こったことが元ネタになっているんですけど、「現実世界というのは物語世界みたいに綺麗なオチがつくとは限らないし、それよりも大事なことは話が面白くなることだ、事実よりも大事なのは娯楽性!」というシロイの歪んだ信念によって、事実をある程度改変してあります。 そのへんを踏まえた上でお楽しみください。 ちなみにその1はコチラでございます。 私が男性だった頃〜その2〜 「三大いい男」と並び称されていたGとRと私は、その頃けっこう仲良しでした。 シロイ>おい、自分たちが三大いい男って言われてるの知ってたか?>G、R R>知ってる G>つーか、知らなかったんか?>シロイ (えーっ、これって知ってて当然の知識だったわけ?) R>そうか、知らなかったから無防備だったんだな……気をつけた方がいいよ>シロイ シロイ>何に?<気をつける (なんか今。怖いこと言われたよ

    私が男性だった頃〜その2〜 - wHite_caKe