「テヅカ・イズ・デッド」読了。 テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ 作者: 伊藤剛出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2005/09/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 9人 クリック: 175回この商品を含むブログ (314件) を見る いろいろ思うことはあるのですが、まず一番に興味を引いたのが「リバースショット」とか「同一化技法」という用語ですね。いえ、「テヅカ・イズ・デッド」の要点は同一化技法ではない(むしろ同一化技法がマンガから失われていくところにある)のですけれど、なにぶん私は素人ですのでまずそういう従来的な部分に「なるほどなぁ」と思ってしまったのです。(^^; その「同一化技法」とはどんなものかを簡単に説明しますと まず人物を映す。 次に風景を映す。 すると鑑賞者はまるで「最初の人物の視点で風景を見ている=最初の人物と同一化する」ように錯覚する。 とい