詐欺師は、たとえ可能であっても有り金全部剥ぎとるようなことはしないで、あえて、被害者が生活していけるだけの金を残すそうです。温情ではなくて、そうすることによって被害発覚後の、追及の気迫が鈍るという経験的ノウハウです、コレ。 それができるのは、詐欺師が被害者の金の出入りや生活の状況、家族や親族の収入等全て把握した上で、犯行に及ぶからで、ちょうどいいくらいの金額をジャストピッタリ置いていく。 そういうふうに、こちらの情報を全部握られてから実行される犯罪と、犯人が被害者のことを何も知らずに行なわれる通り魔のような犯行とどちらがいいでしょうか? PSE法で経産省は誰に話を聞けばよかったのか?というエントリで言いたかったのは、官僚+業界が、詐欺師から通り魔に変質しているという話。 ただし、詐欺師は悪のみの存在で、官僚+業界(のあるべき姿、もともとの姿)はいいとも悪いとも言えない中立的な存在だと私は思