春に自粛警察からの手紙を受け取り、「今でも内容を思い出すと胸がざわつき、仕事に集中できなくなる」と話すラーメン店の店主=大阪府内で2020年11月20日午後9時34分、村松洋撮影 新型コロナウイルスの感染が急拡大する「第3波」で、市民に我慢を求める雰囲気が広がっている。酒類を提供する飲食店などへの営業時間短縮要請が11月下旬から各地で出され、専門家からは緊急事態宣言の再発令の必要性も言及され始めた。春先の緊急事態宣言では市民が過剰に監視し合う「自粛警察」現象が起き、標的にされた店には「いわれのない非難が、再び自分たちに向けられないか」と不安が広がる。同調圧力が生み出す「空気の暴走」を今回は止められるだろうか。 「コロナで国が自粛を求めていることをご存じでしょうか? ニュースみていますか?」「何故、街中に移転しないのでしょうか? 儲(もう)かってるでしょ?(中略)繁盛=公害であることを忘れる