環境省のレッドリストで絶滅危惧種になっている大型の魚、アカメが、高知県東洋町の沖合で、定置網に相次いでかかり漁師たちを驚かせています。 アカメが相次いでかかっているのは、東洋町甲浦地区の300メートルから500メートルほどの沖合に仕掛けられた定置網です。 地元で漁をしている板東繁行さん(76)によりますと、先週から体長1メートル前後のアカメがかかるようになり、これまでに7匹がかかったということです。 このうち最も大きなものは、体長が1メートル30センチほどで重さは17キロ近くあったいうことです。 アカメの生息域は、西日本の太平洋側とされていますが、生息数が少なく、環境省のレッドリストで絶滅危惧種になっています。 板東さんは「めったにとれることのないアカメがこんなに続けて網に入るのは珍しい」と話していました。 定置網にかかったアカメは、水族館などに提供されているということです。