個人旅行のガイドブックとして世界中の旅行者に支持されている「ロンリープラネット」(本部オーストラリア)が、2018年に行くべき世界の都市ベスト10を発表。プエルトリコのサンファン、イタリアのマテーラなど、旅先として新たな注目が集まる都市が並ぶなか、観光都市としては古参のアントワープが6位に選ばれた。 ベルギー第2の都市アントワープは、芸術の街、ファッションの街、ダイヤモンドの街などさまざまな顔を持つ。2018年は「バロック・イヤー」に制定され、アントワープでは、バロック絵画の巨匠ルーベンスとバロック文化の伝統を讃えるイベントが目白押しとなる。 バロックという言葉は「ゆがんだ真珠」を意味するポルトガル語baroccoに由来するといわれ、複雑流麗で動的なバロック芸術に対して用いられるようになった。建築においては、絵画や彫刻と一体化したドラマチックな空間を指す。 アントワープには、バロック様式の