国民年金と厚生年金の統合について衆議院の厚生労働委員会にて野党から提案がなされたと報道されています。 国民年金の受給額は厚生年金に比べて小額であり格差を縮めること (但し、国民年金は定額払い、厚生年金は報酬比例であり納付額は大きく異なります)、 生活保護を余儀なくされる低年金者が増えることへの危機感等から国民年金と厚生年金の統合論は議論されています。 公的年金制度は過去にも統合を繰り返してきました。年金制度の統合にはどのような意味があるのでしょうか。 今回は公的年金制度の過去の統合を簡単に見ていくものとしましょう。 公的年金制度の統合 厚生年金による救済 サラリーマンは怒れ 公的年金制度の統合 過去の公的年金の統合は以下となっています。 1986年 旧船員保険と厚生年金との統合 1997年 旧三共済(日本鉄道、日本電信電話、日本たばこ)と厚生年金との統合 2002年 旧農林年金と厚生年金と