この勝負に負ければ、プロを諦めなければいけない。そんな大一番を乗り越えて、プロ棋士になった男がいる。2016年4月にプロ棋士としてデビューした、都成竜馬さん(27歳)だ。 今を遡ること16年前、都成さんは将棋ファンの大きな期待を背負う小学生棋士だった。 そう、今、最年少のプロ棋士としてフィーバーを巻き起こしている藤井聡太四段のように。 ところが、彼がデビューしたのは26歳。かつての天才少年は、なぜプロ入りまでに時間がかかったのか。ギリギリの瀬戸際まで挑戦し続けた、棋士の葛藤に迫った。 この記事は、挑戦を後押しする保険の比較サイト「保険市場」の提供でお送りします。 タイムリミット26歳の狭き門プロを目指す将棋少年たちは、日本将棋連盟が主宰する「新進棋士奨励会」(奨励会)に入会する。奨励会は、全国の「将棋の天才」が集まる組織。入会したからといって、プロの道が約束されるわけではない。 全国の「天
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