SNSの不適切な投稿などをめぐり訴追されていた仙台高裁の岡口基一裁判官(職務停止中)の弾劾裁判の第2回公判が11月30日、参議院第二別館内の弾劾裁判所(裁判長:松山政司議員=参・自民=)であり、冒頭陳述と証拠調べが実施された。 次回期日は2023年2月8日に開かれ、証拠の採否を決定する予定。また、証人尋問がおこなわれる可能性もあるという。 岡口判事は、ツイッターなどに殺人事件の遺族の感情を傷つけたり、飼い犬の所有権をめぐる訴訟の当事者の社会的評価を不当におとしめたりする投稿をしたなどとして、2021年6月16日に罷免訴追された。 裁判官訴追委員会(委員長:新藤義孝議員=衆・自民=)は、岡口判事のツイートなど13個の行為を問題視しているが、このうち4つについては訴追期間の3年(裁判官弾劾法12条)を過ぎている。 この点について訴追委は、13個すべてを一体のものと主張。岡口判事が裁判所から厳重