チベット独立を支援する国際団体「自由チベット」(本部ロンドン)などによると、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州アバ県で17日、20歳の尼僧が信仰の自由などを求めて焼身自殺した。同自治州で焼身自殺を図ったチベット族の僧侶らは今年3月以降、9人となった。 尼僧はチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世の帰還も求めていたという。 中国外務省の劉為民報道局参事官は18日の定例記者会見で、焼身自殺が相次いでいることについて「自殺を奨励し、宣伝するのは道徳に反するやり方だ」とあらためて非難した。 (共同)