今回は中国の新作アニメ映画『牛来』が、クオリティの低さを逆手に取ってネット上で大バズりし、異例の興行収入を記録している現象について解説します。 342元からのスタート8月5日に劇場公開された本作は、大規模な宣伝をほとんど行わないまま、ひっそりと上映が始まりました。公開されたのは水墨画のポスター1枚のみで、当初はその存在を知る人はほぼいませんでした。 そして、ポスターを見て劇場へ足を運んだ観客は大きく失望することになります。水墨画の美しい世界観は本編のどこにもなく、代わりに現れたのは粗削りな3Dモデリング。 カクカクとしたぎこちないキャラクター 頻発するオブジェクトのすり抜け、そして散漫で意味不明なストーリー。 本作の公開初日(8月5日)の興行収入はわずか342元でした。公開9日目の累計興行収入は7,169元、総観客動員数は236人で、2026年の劇場公開アニメ映画でも異例の低水準でした。

