寄生獣アニメ、2話まで見た。 ミギーはこんなんじゃない。 さんざん漫画で読まれてきた人外のキャラクターに声をあてるなんて、誰がやってもある程度の批判は免れないだろうから、声優や演出の能力をどうこう言うつもりはないが、それでも率直な感想として、ミギーはこんなんじゃない。演出のスタンスとしては、寄生生物の情の無さを、感情の無さと捉えているのだと思う。ミギーも他の寄生生物も、ゆっくりと抑揚を抑えた、というよりも「いかにも私は感情の起伏を抑えていますよ」という話し方をする。人間のような嬉しい^_^悲しいT_Tと同様ではないにせよ、寄生生物にも思考能力があり自己がある以上、身体の働きとしてある種の感情があると解釈するのは自然なことで、社会性の欠如のためにむしろそれがむきだしに発露することも少なくない。ミギーだって、知りたいことについては好奇心を露わにするし、自分を守るために新一を怒鳴りつけたりする。