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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/idconsult (32)

  • 海外のアラートと疑問:日本の風疹流行 - 感染症診療の原則

    Public Healthや感染症対策の領域では、昔から日は「輸出国」として有名でした。 特に「バイオテロか?」と恐れられていたのは麻疹。 日人駐在員や留学生に対しての警戒は、途上国から来た人並みだよと北米ではよくいわれました(幸い今は昔話)。 ええ。悪意はないんですよ。危険認知が世界と大きく異なっているだけです。鎖国していれば問題にはならないのかもしれませんが。 「え?みんななる病気なんじゃないの?」中高年 「なったほうが免疫がしっかりついていいよね」某保健所長 「うつしてあげる、、、ってPartyに誘われたんですけど」子育て中の主婦 2007年6月、都内の私立高校が修学旅行でおとずれたカナダ。バンクーバー空港で麻疹のような症例が発見されました。この時点でバンクーバー医師会は市内に麻疹!のアラートが出て、航空会社もてんやわんや。 しかし、その緊迫感は日人には伝わらなかったのか、その

    海外のアラートと疑問:日本の風疹流行 - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2013/04/15
    いい加減これどうにかしないと…
  • オシリから〇〇 - 感染症診療の原則

    「「レバ刺し」提供自粛を 中毒防止で厚労省 」朝日新聞 2011年7月6日 「当面自粛」で、もしかしたら「法規制」?という報道が多いのですが、地下にもぐってわかりづらくなるだけです。思考停止にもつながる。 実は保健所や自治体・厚労省は、ここ数年、生肉生レバー関係の啓発は熱心にやっているのですが、一般市民に届いている方法なのかというような評価はまだみかけません。 100%安全なんてないわけですが、どこまで許容するのか、リスクにおいては注意が必要な人たちのケアはどうするのかという話はすっとばされているのか報道されていないだけかよくわかりませんが。 これは逆説的に「じゃあ、国が禁止していないものは安全なはず。それなのに私は病気になった。全部国が悪い。補償せい」というような理屈になってしまわないのか。 B型肝炎訴訟のニュースをみていてそうおもいました。 政策の話は今後も注目していきましょう。 次

    オシリから〇〇 - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2011/07/07
    後半はお医者さまにも虫好きはいると云う話
  • ホメオパシーと感染症 その2 - 感染症診療の原則

    ホメオパシーは予防接種以外の感染症についてもいろいろと解釈や理屈がありまして、感染症関係者としては「なになに?」です。 連休の合間にお時間のある人は脱力しながら読んでみてください(脱力しすぎて椅子から落ちたりしないように)。 まず、「マヤズム」。これは一人ひとりが先祖から受け継いできた“負(病気)の土壌”であり、他の医療体系にはない考え方、となっています(ホメオパシーは並列される医療であるという前提か?) 疥癬マヤズム、梅毒マヤズム、淋病マヤズム、結核マヤズム、ガンマヤズムの5つだそうです。 解説があります まあ!感染症屋的には日常的な病気のお名前がずらり。 NATROMの日記 マヤズムについて簡単に調べてみた それはさておき。 編集長&編集部ともに日常的に関わるHIV感染症の患者さんたちが代替医療好きな人が多く、いろいろなことをおしえてくれます。(教えてねと伝えておく) かなり怖いパター

    ホメオパシーと感染症 その2 - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2010/07/23
    「がんやエイズのように治らないといわれる病気には恐怖ビジネスが近寄ってきます」これはホント。しかも相手は善意のつもりだから困ったもの/心弱ってる時に囁かれてもトンデモワードで警報が鳴る予備知識が必要
  • 恐怖喚起ビジネスと感染症 - 感染症診療の原則

    一般の方からの質問に、日常生活でアルコール消毒などはどの程度必要なのか? というものがあり、これは病棟や外来で実際に聞かれる質問なので、お題にしてみようとおもいました。 結論から言うと「いらない」です。 買わなきゃいけない、使わなきゃいけないようなメッセージを社会にだしているのは、医師や専門家ではなく、それを売りたい人たちではないか?と気づくことは重要だとおもいます。 これは「恐怖ビジネス」の一つです。 販売促進を考える人たちの研修にはちゃんと入っています。 「説得的コミュニケーションと恐怖喚起コミュニケーション」 http://www.marken.co.jp/training/promotion/consumer.shtml TVコマーシャルには部屋のカーテンやカーペットにシュシュっとやるための製品もありますね。 それがなかった時代と、今で、何か健康問題がかわっているでしょうか? (そ

    恐怖喚起ビジネスと感染症 - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2010/07/18
    不安ビジネス/恐怖や不安を煽ることで差別や偏見に繋がったりの悪影響も
  • 「予防接種しないと何か問題か?」という親の質問 - 感染症診療の原則

    (新潟症例情報のところ一部修正) 予防接種を子どもにしたくないという親から「しないと人生上なにか不都合があるのでしょうか?」と聞かれました。 集団免疫の話などはまた別の機会に。ここではご人のリスクを考えてみたいと思います。 「医学部とか看護学部とか教育学部の進学はあきらめますかねえ・・・」(実習できない→免許はとれない) 「アメリカやオーストラリアなどメジャーなところの留学とか駐在も難しい、問題がおきると大ごとですかねえ・・・」 「妊娠育児のとき怖いでしょうねえ・・・」 といったらそんなことは考えたこともなかった、といわれました。 (まあ、その頃には人が自分の意思で接種できますが。それまでが怖い) 医療関係者としては「怖い」が先にきます。 怖さの実感が一般の人と医療者でずいぶんことなります。 医療機関には当然のことながら重症になった人がきます。 このため、医療者は子どものときに予防接

    「予防接種しないと何か問題か?」という親の質問 - 感染症診療の原則
  • 高校生のセックスは認めない(山形県) - 感染症診療の原則

    読売新聞・山形版に「高校生の性行動認めず」という記事がありました。 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20100310-OYT8T00091.htm ま、認めていただかなくてもしようとおもえばできます。 よく誤解されることに、都会はススんでいて、性行動が早いとおもわれていることがあります。実際には都市部のワカモノは忙しく、レジャーもその他たくさんありますので、開始が早いのは非都市部なんですね。 ある地域の●ータリークラブの方の言葉をかりると、「ここらじゃね、デートやセックスがレジャーなんだよ。ほかにはなにもないの」です。 ・・・レジャー。・・安全なレジャーにしないといけませんね・・といって帰ってきました。 この記事のデータソースは、山形の開業医さんが学校医の集まりで発表した演題のようです。小学校の保護者564家族が対象で、回答者は

    高校生のセックスは認めない(山形県) - 感染症診療の原則
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    cham_a 2010/03/10
    「大人の世界で好き勝手野放し状態で、こどもはいけない、といわれることは一番理解されない現象です」
  • 緊急避妊にアクセスするまでの時間 in Japan - 感染症診療の原則

    新型インフルのピーク時とおなじくらいブログのアクセス数が上がっており、これはナゼ?なのですが。 夏なので、あんなこと、こんなことがあったりして「緊急避妊」を検索した人がいるのかもしれないと推測しております。なので補足をUpしておきます。 お盆の時期はお休みになる開業医さんもいるそうなので、夜間・救急外来で緊急避妊の相談が増えるとおもいます。研修医の皆さんも「なにそれ初耳」などといわず救援をよろしくおねがいします。 (日はOTCになっていませんので・・) 緊急避妊は最も効果があるのはIUD(リング)の装着なのですが、日の場合妊娠経験がないと医師が二の足を踏みます(途上国では入れちゃうらしいですが)。 感染症のモンダイもあるからかもしれませんが。 値段が高いですけれども効果はほぼ100%ですし、その後数年IUDで避妊ができますので中絶や出産経験がある場合は選択肢になります。5日以内なら大丈

    緊急避妊にアクセスするまでの時間 in Japan - 感染症診療の原則
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    cham_a 2009/08/12
    48時間で避妊効果が36%まで落ちる薬しか使えない状況がひどい…
  • 緊急避妊とコーラ - 感染症診療の原則

    先日看護学生に緊急避妊薬が国内未承認であるという説明をしたら「コーラで洗うのはどれくらいの効果がありますか?」ときかれました。 それは母親からのアドバイス。昭和から平成へ「伝承」されているのだと知りびっくりしました。緊急避妊薬の専用薬が未承認の日ですから仕方ないでしょうか。 実際に、コーラで洗うといいという伝説はこれまでにもいろいろな研究者がその殺精子効果の検証を試みました。 1985年にはNew England Journal of MedicineにUmpierreらが "Effect of 'Coke' on Sperm Motility."を投稿しています(November 1985、p. 1351)。 夏休みの自由研究みたいですがClassic Coke、 New Coke、 Pepsi cola、 Diet cokeを比較した研究者もいます。 (複数の人がかなり真剣にチャレン

    緊急避妊とコーラ - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/08/11
    「Classic Coke、 New Coke、 Pepsi cola、 Diet cokeを比較した研究者もいます。 (複数の人がかなり真剣にチャレンジしています!)」/「医学的にはまだ認められてませんが云々」で体験談で売ってる連中はこれくらいの努力を
  • 【これが必要】 緊急避妊専用薬 - 感染症診療の原則

    「パブリックコメント募集:医療上必要性が高い未承認の医薬品・適応」 http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/231d2623fa15a5277c256b198baba2dd の締め切りまで、「この薬・適応が必要じゃないか」というネタも紹介したいと思います。 抗菌薬から書くのがブログの筋なのですが青木編集長が福岡→福井出張のため、よもやま系から紹介させていただきます。 ---------------------------------------------------------------------- 日にまだ無いものに緊急避妊の専用薬があります。 ネットカフェのトイレで23歳の女性が出産し、赤ちゃんが便器の中で死んでいたというニュースが昨日ありました。メディアや世の中の反応は「ひどい女だ」というものですが、果たしてこのようなリスクに日々さらされている女

    【これが必要】 緊急避妊専用薬 - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/08/08
    「「医療上必要」という以前に、女性や子どもの生命・健康を大切にする国という自負がなるならさっさと入れろよ、バイアグラの迅速認可のときのようにサクサクと!」
  • HIVの検査までしなくていい・・といわれてしまう状況について - 感染症診療の原則

    沖縄のホテルにネット環境がないため代筆です (by ブログ編集部) -------------------------------------------------------------- 今日は、ERアップデートセミナーでERとHIVの話をしました。 若いドクターらの理解はとてもよく、検査を考える状況やタイミングはについては問題なさそうです。 「もっと積極的に検査をしていいんですね」と前向きなコメントをいただきました。 しかし、その背景には、病院で若いドクターがHIV検査を勧めようとしても(例えば梅毒の症例などに)、上級医が「そこまでしなくても・・・」と消極的な状況があるようです。 科学として正しいだけではうまくいかないことが多い世の中ですが、感染症を減らすためには、早期診断をする以外に道はありません。 医療者啓発のアプローチをもう少し多様にしないとだめですね。 ----------

    HIVの検査までしなくていい・・といわれてしまう状況について - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/07/07
    「性感染症の患者・既往のある患者にHIV検査を勧めようというアイデアのある最前線のドクターのご配慮をいただいているにもかかわらず、それが保険の査定で切られてしまう」
  • 「わいせつ」と「みだら」の飛び交う国 - 感染症診療の原則

    外国と日と何が一番ちがうか。テーマによって答えはいろいろでしょうけれど、公共の場に性情報やアルコールやタバコの情報の多い国だよな、、ということはすぐに気づくことです。 ロンドンで性的描写の広告をみかけることはないです。 (情報じたいはあるのだけれども、子どもの目につくような表示は許されていないとのこと) 都内の電車のつり革広告はエロ雑誌そのもののようなものもありますし、タバコの広告は規制がかかっていますが、季節もあってかビールなどアルコール飲料の宣伝はすごいですね。 ニュースをみると「わいせつ」とか「みだら」が飛び交います。警察・自衛隊・議員もそうですが、子どものすごく近くにいる教育関係者が加害者というニュースが後を絶ちません。 性暴力を調査している人の論文を読んだことがありますが、日の男性の意識調査では性器挿入を伴わなければその手前のことまでは許されると考えている人がとても多いそうで

    「わいせつ」と「みだら」の飛び交う国 - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/06/29
    「日本の男性の意識調査では性器挿入を伴わなければその手前のことまでは許されると考えている人がとても多い」元データは何だろう
  • 積極的に「見つけない」 - 感染症診療の原則

    政府や自治体が「通達」を出した場合、それが「いかようにも読み取れる」場合があります。なぜならばある程度の弾力性をもった表現にしないといろいろなところで問題が生じるからです。 このため「これってどうするの?」という問い合わせがきます。これを「疑義照会」といいます。 今回のインフルA/H1N1では、強毒性を前提としたマニュアルに従うと、現実的ではない著しい人権侵害につながるおそれもあるために、現場が大変困っていました。 症例定義から渡航歴等の地域情報が落ちた段階で、「インフルエンザキットでA陽性」あるいはインフルエンザっぽいがキットで陰性(反応しないだけかも?)の人の対応をどうするかについて混乱が生じました。 入院勧告で一律入院させてしまったら、個人や家族の生活が多大な影響を受けます。また上記のカテゴリーを全部PCRに出したら、予算上もマンパワー上もたいへんなことになります。 PCR検査や入院

    積極的に「見つけない」 - 感染症診療の原則
  • 感染症と「社会の暗部」 - 感染症診療の原則

    記者会見をマニュアル思考でした行政、関係無い人たちには不要な個人に関わる情報を掲載したメディア。 病気の疑い、病気になった「ケアを必要とする」人たちが責められ追い込まれた原因は記者会見や報道だけだったでしょうか。 医療者は個人を守る砦でなくてはならないと思うことの多い数週間でした。 疫学データは対策上必要でしたし、サマリーの説明が行政からあってもいいのかもしれませんが、来個人情報を守る立場の専門家に白衣を着せて(記者会見に白衣はパフォーマンスでしかない)、個人の病状説明をする必要性はなかったはずです。 多くの人が恐怖を感じた映像でした。 神奈川新聞がていねいに「その後」をおっています。 ------------------------------------------------------------------- ■社会の暗部”が噴出/横浜 高校生インフルの疑い(5月31日カナコロ

    感染症と「社会の暗部」 - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/05/31
    まさに「暗部」としか言いようがない
  • 「早く終わらないかな」じゃなくって - 感染症診療の原則

    滋賀と東京でも遺伝子の検査で確認されたA/H1N1が報告されたそうです。 病院があって検査体制があるのでこの先も他の都道府県でもフツーに報告されていくでしょう。 地衛研の皆さんいつもいつもありがとうございます。 さっそくメディアに『何かできることってないんでしょうか?』ときかれましたが(ありません)、 しかたないので『電車にのっている 鼻をほじった手であちこちさわるオヤジ、口鼻をおさえず大きなくしゃみをする下品なオヤジへの啓発をスポーツ新聞などでしてもらってください』といいました。 『マスクは根拠がなく、日以外の国では政府や企業の責任者が一律にしなさいと言うことはしていない、ということもインテリジェンスの高い人たちには理解されるとおもいますよ』 先におきた混乱から学び、ムダに騒いだり(疲れるだけで利益はない)今後の次なる新型インフルのために薬やPPEを過剰に使ってしまわないようにしましょ

    「早く終わらないかな」じゃなくって - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/05/22
    一応ハイリスク群の身としては通常のインフルでもこれくらい気を使ってくれるようになれば、、と思うが、そうはならないんだろうなぁ
  • 今週の『文春』 VS 『新潮』 - 感染症診療の原則

    今朝の東京の地下鉄内にはマバラにマスク姿がありました。 大きいサイズが買えなかったのか、ベルトのうえにおなかの肉が「よっこらしょと」のってはみでている超メタボなおじさんが子供用くらいの小さなマスクをしておりあやうく笑いそうになってしまいました。 (耳のゴムがきっと痛いわね) さてさて。木曜日はおじさん週刊誌の発売日です。 今週の新潮の特集タイトルはすごいですよ。『風に舞う「新型ウイルス」』です。 ひらひら~ってイメージでしょうか。 インフルじゃなくって違うウイルスが出たのかとおもってしまいました。 -------------------------------------------------------- ▼「感染第1号」カナダ留学高校生は「タミフルなし」で全快 ▼突如100人の感染者が浮上した「関西大倉高校」の修羅場 ▼「下痢」「嘔吐」はない日人罹患者の「典型症状」 ▼なぜ日は世

    今週の『文春』 VS 『新潮』 - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/05/22
    「まるでおじさんにウエディングドレスやブラジャー、生理用品を贈るかのごとく的外れです。この人たちのものじゃありません」なんで医療者向けのを国会議員に…意識の程度がわかるなぁ
  • 少年サッカー(ジョンコバ先生の教え) - 感染症診療の原則

    米国 Washington StateのJohn Kobayashi先生は、国立感染症研究所にあるFETPコースで日人をたくさん訓練したスペシャリストです。 http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2003dir/n2559dir/n2559_02.htm 春の1週間、夏の3週間コースは外部参加者も受け入れていますが、その最初の講義で例として説明されるのが「少年サッカー」です。 「感染症の対策は、サッカーと同じでフィールド全体での動きを見ることが大切。 役割もそれぞれ異なる。遠くの人からしか見えないものもある。どうやって味方に伝えるか。お互いの役割はなんなのか。自分はどう動けばいいか。最後どうなることがみなの共通目標なのか、を常に考えることが大切」 それが大人のサッカー。 たしかに慣れくれば、そして相手の特徴を知れば3バックとかシフトも組めます。 少年サ

    少年サッカー(ジョンコバ先生の教え) - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/05/19
    「同じ危機感をもつサポーターでありたいものです」熱すぎるサポがブーイングして選手のモチベーションを下げると云うのもよくある光景ではありますが…
  • 自治体の人権感覚 - 感染症診療の原則

    13日の時点でまだこんなに騒ぐかのニュースが川崎でありました。 米国/カナダ訪問歴にある女性が、新型インフルエンザへ感染うたがいとなり、川崎衛研と感染研で遺伝子診断「PCR」を実施したらた新型と季節性のAソ連型、A香港型、B型のいずれに対しても「陰性」。 簡易検査ではA型に陽性反応が出ており、矛盾する結果に、厚労省は新たに検査をし直すかどうか検討している。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090514-00000528-san-soci のだそうです。この疑いレベルでの騒ぎ方、個人情報への配慮の無さに、「ウイルスよりとってもこわ~」です。 自治体だから試算は難しいですが、米国では1件PCR約100ドルとありましたので、このように判定不能検体がでると衛研と感染研×2で実費4万円くらいのコストがかかる状況になるわけです。 何人くらまでは対応するのか貯金

    自治体の人権感覚 - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/05/16
    「面白いのは「国民を守るため」という言葉ですね」「誰の何を守っているのか?が不明」
  • 『感染校』って・・・ - 感染症診療の原則

    読売新聞が「感染校」という表記をしています。 編集部は編集長はじめ皆日語が不自由なのでピンときませんが、日語として妥当ですか? 従業員に感染者がでたら『感染新聞社』『感染レストラン』『感染デパート』『感染クリニック』『感染大学』『感染教育委員会』とか。 議員さんが感染したら『感染党』、選手が感染したら『感染チーム』、アナウンサーが感染したら『感染テレビ』。 記事によると山梨は確定症例が出たらその学校を7日~10日休校にする、しかし、経済活動は影響が出るといけないのでもっと緩和する、と同じ記事にあります。 現時点で接触のない人たちの行動規制の妥当性はとても低く、「学習機会」の保障、子どもが休んだ場合の親の休業(所得)補償をどう考えているのか? ということも納得しない親が増えればもめるでしょう。 体調の悪い子がいたら休んで看病はフツウですが、学校が閉鎖のために家にいなくてはならないはどう受

    『感染校』って・・・ - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/05/16
    「従業員に感染者がでたら『感染新聞社』『感染レストラン』『感染デパート』『感染クリニック』『感染大学』『感染教育委員会』とか」
  • 記者会見になぜ白衣か - 感染症診療の原則

    また未明会見のようですが、、あれこれ批判が出ていてもなかなか基的な指針は修正されないんですね。フェーズ4訓練で記者会見訓練を入れてしまったのが原因ですかね。 誰と誰が出るときめてしまったので、「やらねば!」となっているのかもしれません。 白衣をきた医師まで出て個人の状況をしゃべらせるに至っては、医療機関に対する不信につながりかねません。会見時になぜ白衣が必要なのでしょう。 来はサマリーを広報担当官がしゃべればいいだけですから。 今後、今の症例定義にあてはまらない(渡航歴無し)インフル症例が地域の定点医療機関を受診し、地方衛生研究所に通常のタイピングのために検体が送付され、そこで新型がたまたまみつかる、、というパターンは大いに予想されます。 そのときにどのような対応をするかを学ぶ事例となります。 日経ネット「新型インフル、渡航歴ない男性に疑い 神戸で陽性反応」 http://www.ni

    記者会見になぜ白衣か - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/05/16
    「周囲の会話はもう「うかつに病院にいくのはやめよう」です」
  • そもそも対応を想定していなかったのか? - 感染症診療の原則

    個人が特定されるような情報がまたネットで出回っているみたいです。全国的に必要な情報じゃないことまで書かれています。 よーく考えると(考えなくても)、びっくりするようなことは何もおきていません。専門家なら空港検疫がアナだらけであることはわかっていました。 地域流行をしたら一般医療機関を受診してあたりまえです(渡航歴ない人は発熱ナントカの対象ではありませんし、そもそも不便な公立病院なんかいきません) この先は症例ベースの対応になりますね。対象となる患者さんがいたら2次・3次感染予防の指導を。ドクターの証明があれば学校は欠席扱いにならないので、ゆっくり家で休むんだよ・・・といってあげてください。 (そもそもあちこち移動をさせるとそれだけ地域に広がりますので、その病院でできる対応をして終わり、、というのが一番であることはSARS対応でも効果が確認されていました) 当初のマニュアル修正がすすまないま

    そもそも対応を想定していなかったのか? - 感染症診療の原則
    cham_a
    cham_a 2009/05/16
    「このまま夏もマスク&PPEライフを続けると、スチーム効果でお肌にはいいですが、熱いですね・・」うあー勘弁…