タグ

ブックマーク / nomore21.hatenadiary.org (7)

  • 「慰安婦」について考えることの意味 - ノーモアのコメント録

    http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20090805/p1#c こちらに出張してコメントをした。書いていて痛感するのは「慰安婦問題」を否定する人たちと問題視する人たちの最大の違いは「より多くの事実を知っているか」どうかではなく、事実に対する態度・スタンスなのだということだ。 慰安婦問題の質は当時弱い立場であった女性(まだ年端も行かぬ人たちであったり家が非常に貧しかったり)が、彼女達の意に反した売春=強制売春をさせられたということであり、しかもそれを来なら取り締まらなければならない「国」が、取り締まるどころか逆にそれを放置し・助長したということなのである。 「強制連行」か否かというのは必ずしも事の質ではない。仮に強制連行されなかったとして、その後廃業の自由がなく移動の自由がなく、彼女達を保護する規則も何もなく人の意思に反して売春させられたのならそれは紛れ

    「慰安婦」について考えることの意味 - ノーモアのコメント録
    cham_a
    cham_a 2009/08/09
    どこかのコメント欄でも「親の借金のためにソープで働かせられる女性は現代でも珍しくないのに何が悪いのか?」というのを見たなぁ…
  • 東浩紀氏へ伝えたいこと - ノーモアのコメント録

    南京事件論争も従軍慰安婦論争もインターネット上での否定派と肯定派の力関係は逆転してきてます。 少し例を挙げましょうか。何気なくネットサーフィンしてたらこんなブログが見つかりました。 http://blog.livedoor.jp/f_117/archives/13703943.htmlカレーとご飯と神隠し」というサイトの2005年の記事です。どうやら「しがない記者日記」という実在の記者ブログが炎上したようで、その件に関してのコメントのようです。元の記事の一切が削除されているので実際にどういう論争が起きていたかは定かではありません。が、その一端は垣間見えます。 南京大虐殺がなかったのは捏造とか、従軍慰安婦なんて造語を持ち出してきて、日軍が全て悪い、みたいなニュアンスの、それこそ印象論や根拠のない妄想までいろいろ書かれていて、最初はうんざりして、ネタにするのやめようと思ったけど、結局ネタ

    東浩紀氏へ伝えたいこと - ノーモアのコメント録
  • 反歴史修正主義の流れがブレイクした2007年 - ノーモアのコメント録

    今年はインターネット上における反歴史修正主義の流れが、はっきり言ってブレイクした一年といって良いように思う。 まず南京事件。 南京事件に関しては、否定論者たちの主張に新味がまるでなく、ワンパターン化していることもあって、早くから否定論に対する厳しい反論が行われており、またその蓄積もあった。それが去年の夏「南京事件FAQ」という形で結実し、そのプロジェクトは現在も続いている。いまやネット上の南京事件論争で、否定論者が肯定論者のサイトを荒らすということはほぼ不可能になったといっても過言ではない。 また否定論の最後の砦東中野氏が裁判で「通常の研究者であれば矛盾を認識するはずで、原資料の解釈はおよそ妥当ではなく学問研究の成果に値しない」と断ぜられたのは、否定論衰退の象徴的な出来事であった。 次に従軍慰安婦論争。 この問題はアメリカでの決議に伴って再燃した、今年最大の盛り上がりを見せたものの一つであ

    反歴史修正主義の流れがブレイクした2007年 - ノーモアのコメント録
  • 「大したことない」という論理 - ノーモアのコメント録

    南京事件論争でも、従軍慰安婦論争でもその全てを否定し「一切なかった」と主張する人は肯定派の中でも割と少数派である。 仮にいたとしても肯定派との論争を経るうちに、その9割5分ほどは「多少はあったが大したことはない」に主張を後退させる(残り1分は肯定派に転ずる人であり、残り4分は全ての史料・証言を陰謀論で片付ける人=俺は信じない!と主張する人である)。従ってそのほとんどは「大したことない」論者であると見てよい。 南京事件における「大したことない論」のパターンは ・民間人が30万人殺されていなければ大したことはない ・犠牲者数が30万人でなければ大したことはない ・戦意を失った敗残兵を皆殺しにするのは大したことはない ・捕虜になった兵士を殺害するのは大したことはない ・兵民分離をきちん出来ないのは戦時なので仕方がない(大したことはない) といったものがある。 従軍慰安婦論争においても ・二十万人

    「大したことない」という論理 - ノーモアのコメント録
  • 河野談話はバーターにより誕生したのか - ノーモアのコメント録

    この議論のきっかけは私の以下のコメントである。 http://d.hatena.ne.jp/noharra/20070310#c1173675177 ちなみにあなたは軍が主体的に関与しておきながら河野洋平という一官房長官が述べた談話だけで十分だとかそれすらも見直そうという人たちについてどうお考えでしょうか。 これに対する一読者氏のレスがこれである。 私は軍が主体的に関与したとは思っていませんし、河野談話に批判的な人たちの多くも同じ考えでは? 前提とする理解があなた方と違うので、違う結論になるのがむしろ当然では? 理論的には、軍が主体的に関与したと理解した場合にも、河野談話で十分とか見直そうとかする考えも成り立ちうると思います。 それは、おそらく当時の各国の慰安婦制度と比べてより悲惨だった訳ではないという考えに基づくのでは? 裏付けのない無意味な返答である。その旨コメントするとまたしても開き

    河野談話はバーターにより誕生したのか - ノーモアのコメント録
  • 軍は主体的に関与したか? - ノーモアのコメント録

    さて主体的に関与していなかったかどうか? という議論についてまず私は http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~knagai/works/guniansyo.html を示した。 (http://d.hatena.ne.jp/noharra/20070310) この論文を示された時の一読者氏のレスは笑わせるものであった。 現在の公安委員会と風俗営業者の関係とどこが違うのか理解に苦しむ実態を、いきなり奴隷制度にワープですか。それなら日の公安委員会や、世界各国で同様の業務をしている国家機関は皆売春業の主体ですか?そんなバカなことはありません。 さて一体なぜ公安委員会が風俗営業者を規制しなければならないのかが意味不明である。警察ならまだ分かるが。おそらく狼狽して興奮してしまったのだろう。感情的になることへの愚かさを身をもって示してくれる香ばしいコメントである。(ここの部分は間

    軍は主体的に関与したか? - ノーモアのコメント録
  • ホンダ議員提出の決議案と国家賠償について - ノーモアのコメント録

    一読者=中道右派=海老蔵=厚顔氏の常石さんのブログでの次の主張はこういうものであった。 仮に違法な実態に政府や軍が主体的に関与していたら、日韓基条約時の請求権条約で解決済みということになるのが、締約国の当時の公式解釈からは理論的な帰結です。 まず今回の決議案は国家賠償を云々したものではなく、あくまで謝罪を求めたものだ(道義的な責任を問うている)。だからここで日韓基条約の請求権協定を持ち出すことは全く的を外している。 その指摘を行うと彼はいきなり 決議案では、個人補償要求も盛り込まれていたと思いますが・・・ これも違うのなら、そのソースを教えてください。 と言い出した。自分から問題を提起したのなら最低限自分がその根拠となるソースを提出するのは礼儀、いや義務である。うっとうしい「甘え」が見て取れる。 で、私は結局 http://www.thomas.gov/cgi-bin/query/z?

    ホンダ議員提出の決議案と国家賠償について - ノーモアのコメント録
  • 1