FPGAは、さまざまな電子機器の設計において「開発期間の短縮」や「コストダウン」といった、機器設計者が抱える悩みを解決できるデバイスの1つとして、注目を集めている。本連載では、「これから本格的にFPGAを使いこなしたい」という設計者向けに『これさえ知っていればFPGAの設計ができる』という4つの基本ステップを4回にわたって解説している。これまでステップ1で「デザイン(論理回路)設計」について、ステップ2で「制約設定」について、ステップ3では「コンパイル」について、それぞれ述べてきた。今回は最後のステップとなる『プログラミング』についてわかりやすく解説する。 前回のステップ3では、設計した論理回路を具体的なゲート回路に変換する「コンパイル」について紹介した。「コンパイル」が完了したら、コンパイルしたデータをデバイスに書き込む前に、TimeQuestを用いてスタティック・タイミング解析を実施す