インドのラメシュ環境相は、東日本大震災で福島第1原発で事故が相次いでいる問題を受け、インドの原発に対し追加の安全策を義務付ける可能性について言及した。16日付の地元紙ミントが報じた。 また、政府計画委員会のパリク元委員は、エコノミック・タイムズ紙に対し「原発に適した立地を見つけるのは簡単でない上、より安全性の高い設計や技術が必要となる。試験期間なども含めると原発整備計画はほぼ10年遅れるだろう」との見方を示した。 環境相は「環境面への影響を踏まえて追加の安全策が必要かどうかを考える」とした。インド原子力発電公社が、現在稼働中の20基の原発の安全体制について再検査している。(共同)