昨年9月、パナマシティの公衆病院に特異な症状を訴える患者らが押し寄せた。この患者らは、身体の一部の機能が停止または麻痺し、中には呼吸困難に陥った患者までいた。死亡者も続出したが、はっきりとした原因は分からないままだった。 唯一の手がかりは、患者らがある風邪シロップを飲んだ後に異変を見せ始めたという点だけだった。そこでついに米国の医療陣までもが急きょ派遣され、1カ月余りの調査の結果、風邪シロップに含まれていた「ディエチレン・グリコール」が原因であることが判明した。産業用に幅広く使用されているこの化学物質は、食用が禁止されている毒性物質。現在までに申告された死亡者数は365人で、このうち当局の調査で確認された死亡者数は100人余りに達し、被害者の大半は母親が与えたシロップを飲んだ幼い子供たちだった。 さらに問題の風邪薬は、政府が配布したものだっただけに大きな衝撃が走っている。昨年5月、パナ
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■中国+インド=CHINDIA 世界の成長センターとして、中国とインドは2006年にそれぞれ2・6兆ドルと0・8兆ドルのGDP(国内総生産)を記録した。経済大国アメリカの12・33兆ドルや日本の4・5兆ドル(いずれも2005年)と比較すればまだまだ規模が小さいと言わざるを得ないが、ゴールドマン・サックス証券が2003年に発表したレポート「Dreaming with BRICs: The Path to 2050」では、2050年頃にはGDPの順位が①中国(44兆ドル)、②米国(35兆ドル)、③インド(27・8兆ドル)、④日本(6・6兆ドル)になると予測されている。 一部の国際アナリストやメディアでインドの台頭を、急成長を続けてきた中国をけん制するパワーと考えている気配もある。これはインドと中国との間にある過去の対立関係や、異なる政治体制を理由にしているようだが、世界経済の融合と連携深化が進
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