「グループダイナミクスは信用しない」 シストラットの定性調査の基本です 「グループダイナミクス」はなぜ日本では通用しないのでしょうか 現在の日本のグループインタビューを支配する思想は「グループダイナミクス」と呼ばれる考え方です。 これは、1つの同種のグループを集めた場合、自発的に対象者が発言すると自然と1つの結論にまとまる、というアメリカのグループインタビューの基本思想に乗っ取っています。 その結果、何が起きるのか。 たった1人の「うるさい」対象者がずっとしゃべり続け、結局2時間の制限時間が終わってしまう。司会者はその間、制止することもなく、他の人に発言を求めることなく、ただ「次のテーマ」を提示するだけです。 グループダイナミクス信奉者はこれでよし、とします。 本当でしょうか? せっかく1つのグループ6人分のリクルート費用、会場費、お茶代、謝礼を用意したのに、1対1でのインタビューと変わら